第35話
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「し、しかもあのアルカンシェルのイリア・プラティエとリーシャ・マオとも知り合いだなんて……!」
「知名度で言ったらあの二人の方が昨日出会った”蒼の歌姫”より上だぞ……!?」
オリヴァルト皇子の説明を聞いたリィンやユーシス、アリサ、エリオットとマキアスはそれぞれ驚いていた。
「フッ、そして止めとばかりに彼女は今まで挙げた人物達をも超える人物――――それこそその気になれば”四大名門”すら簡単に潰せ、この帝国にも深刻なダメージを与える事ができる人物にも伝手があるんだ。」
「ええっ!?し、”四大名門”を簡単に潰せる人物!?」
「し、しかもこのエレボニア帝国自体に深刻なダメージを与える事ができる人物ですか………」
「失礼ですが、そのような人物はこの世に存在しないと思われるのですが……?」
「お兄様、その人物は一体どんな人物なのでしょうか?」
オリヴァルト皇子の口から出た驚愕のにエリオットは驚き、エマは信じられない表情をし、ユーシスは戸惑いの表情で訊ね、アルフィン皇女は興味ありげな表情で訊ねた。
「その人物とは………――――かの”Ms.L”だ。」
「”Ms.L”……………?」
「”Ms.L”ですって!?」
「馬鹿な!?殿下、本当にレンはあの”Ms.L”にも伝手があるのですか!?」
オリヴァルト皇子の答えを聞いたリィンがクラスメイト達と共に不思議そうな表情で首を傾げている中アリサと共に血相を変えたユーシスは信じられない表情で訊ねた。
「ああ。何でも遊撃士の仕事の関係で偶然知り合って、その際に彼女を助けて、その事に感謝した彼女はレン君と懇意の関係を結んでいるとの事だ。」
「その”Ms.L”とはどのような人物なのだ?アリサとユーシスは知っているようだが………」
「―――”Ms.L”。まるで神がかっているかのように彼女が手を出した相場や株は後にすべて上場し、それらによる配当金等で莫大な富を築いた彼女は株や相場で莫大な資産を増やしながら世界各国の多くの企業の”大株主”となった資産家で、唯一判明しているのは性別が女性である事のみで、本名、年齢等すべてが謎に包まれているゼムリア大陸一の資産家なのだが………”Ms.L”の経営術はまるで神がかっているかのように彼女が会社経営に口を出せばその企業に必ず莫大な利益をもたらすことから、”現代の福の神”として称えられ、その事から企業によっては”Ms.L”が持つ権限の方がその企業の最高責任者よりも上で、”Ms.L”の総資産は”四大名門”や二大国どころか、IBC(クロスベル国際銀行)を経営しているクロイス家をも上回るとも噂されている謎の資産家だ。」
「ちなみに”Ms.L”はラインフォルトグループ(うち)の”特別取締役”も兼
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