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暗闇を照らす白き日差し【影に身を委ねた一夏】
学年別トーナメント
第20話 ボーイ・ミーツ・ボーイ V
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鈴音「それは流石に……」

千冬「じゃあ白夜に変えるか?」

セシリア「い…いえ!」

鈴音「やりますやります!」

お前等俺の事となると随分大人しくなるな……
何故だ……いや、単に俺が強過ぎるからか?
ならしゃあないか……

千冬「それで良い、それに今のお前達ならすぐ負けるから安心しろ」

本当かよ……?
イマイチ疑ってしまう……てか不安だ……


まあそんな見解など当然無視されて凰とセシリアと山田先生はすぐ専用機(山田先生のはラファール・リヴァイヴ)を展開して模擬試合が始まった。

ーーーーーーーーーー

≪ドガガガガガガ……!≫

≪ビシューーッ!≫

≪キュウゥ……、ドンッ!≫

開始から数分、上空では3機による闘いの乱舞が繰り広げられてるけど、形勢は明らかに山田先生に傾いているのが俺には解った。第一として、凰とセシリアの2人は全く連携を取ろうとせず自分勝手に攻撃してるから自身の攻撃が味方に直撃したりが目立って2人が段々追い詰められてるのは目に見えていた。

ーーーー

千冬「デュノア、山田先生の専用機について説明してみろ」

シャルル「はい。
山田先生の使用しているISはデュノア社製の第二世代“ラファール・リヴァイヴ”です。第二世代としては後期の機体ですけど、第三世代と劣らず勝らずなスペックを持ち、安定した性能と操縦者を選ばない高い汎用性能、加えて後付武装(イコライザ)の豊富さが特徴の機体です。
今日に至るまでの量産型ISの中では配備されてる数が最も多く、世界三位を誇るシェアを持ち、計7ヶ国にてライセンス生産され、日本,イギリス,アメリカ,ドイツなどの12ヶ国で採用されています」

うん。流石はデュノア社のテストパイロットだな……詳しくて当然だが……
そろそろ決着つくかな……

ーーーー

その頃……

≪ドカッ!≫

セシリア「きゃっ!」

鈴音「うわっ!」

連携を取らない戦い方をしてるせいでか、山田先生の攻撃でいとも簡単に互いが衝突するように誘導されて……

≪ドカーーンッ!≫

「「うわ〜〜〜!!!!??」」

手榴弾をブチまけられて敗北。
まあ連携取らんのじゃあ負けて当然だかな……

ーーーーーーーーーー

鈴音「ちょっとセシリア、アンタ回避読まれ過ぎよ……」

セシリア「そういう鈴さんこそ……」

揃いも揃って互いに言い合う2人。
見苦しいにも程がある……


千冬「おい白夜、2人の戦い方を見て気付いた事はあるか?」

白夜「そうですね。
戦いを見ただけで言うと、2人は一切連携を取らずに自分勝手な攻撃を行っていました。そんな輩が戦場に立とうものなら一瞬で足手まといになりますしすぐ無駄死にし
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