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暗闇を照らす白き日差し【影に身を委ねた一夏】
学年別トーナメント
第20話 ボーイ・ミーツ・ボーイ V
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それはそうとこの2人がウザい……

白夜「そいつは織斑先生除いて言えねぇな、悪いがそれに関しては“企業機密”ってヤツなんでな」

鈴音「何で千冬さんは良くてあたし等は駄目な訳??横暴じゃない!」

セシリア「そうですわ!情報は皆さんで共有するものですわよ??」

んなワケねぇだろが……って言うか……

白夜「それより余所見してる場合かお前等、黙って正面見ろよ」

セシリア「えっ?」

鈴音「何が__!」

千冬「凰にオルコット、私の授業で雑談とは随分良い度胸だな」

「「〜〜!」」≪ガタガタブルブル……≫

2人が顔を向けた先に居たのはあの織斑先生。こうなっては流石の代表候補生であっても縮みこまざるを得ない。

≪バシーーンッ!≫

その後2人が織斑先生から鉄拳制裁を喰らったのは言うまでもない……

ーーーー

千冬「それでは、今日から本格的な実戦訓練を行う。
それと良い機会だから、専用機持ちに実戦を踏まえた模擬試合を見せてもらう。凰にオルコット、前に出ろ!」

鈴音「全く白夜のせいなのに何であたし等が……」

セシリア「オマケに何だか見世物みたいで腑に落ちませんわ……」

おいテメェ等、責任転嫁も甚だしいぞ……てか見てて見苦しいぞ……


千冬「たく…お前等チョットはヤル気出せ、アイツ(白夜)に少しは良いところ見せられるぞ」

「「!」」

セシリア「やはりここはイギリス代表候補生のわたくし、セシリア・オルコットの出番ですわね!」

鈴音「この前は白夜が相手だったから仕方なかったけど、今度はもう油断しないからね!」

さっきまで“青菜に塩”みたいな状態だった2人だけど、織斑先生からの言葉に急に元気を取り戻した。
てか“アイツ”って一体誰だ……?

セシリア「ところで、わたくしのお相手は何処に?場合によっては鈴との一騎討ちでも構いませんが……?」

鈴音「それはこっちの台詞よ、アンタなんて返り討ちにしてやるんだから」

さ〜て、あの2人と手合わせすんのは一体何処の誰だろな?
まさか織斑先生か、それとも__?

「それは私です」

『!』

真耶「……」

名乗り出る声が聞こえてその方向を向いた先に居たのは副担任の山田先生だった。
オイオイ山田先生がか、大丈夫なのか……?


千冬「お前が考える程甘くは無いぞ白夜、何せ山田先生は元代表候補生だったのだからな」

真耶「そ…それは昔の話ですよ。
それに…候補生止まりでしたし」

まさか俺の考えが織斑先生に筒抜けとはな……俺もまだ修行が足りんな…あの人を越えるのに……


千冬「さて小娘共、ISを展開次第サッサと始めるぞ」

セシリア「えっ、二対一ですか?」

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