学年別トーナメント
第20話 ボーイ・ミーツ・ボーイ V
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に目が止まった。何か携帯みたいだけどなんか違う。
シャルル「ねえ白夜くん、今操作してるの何?」
白夜「ああ?
営業用のタブレット端末さ、依頼はよくコイツに入るのさ」
シャルル「ヘェ〜」
営業用ね……確かに白夜くん殺し屋だからそういうの持ってて当然だよね……
シャルル「それで白夜くん、いつも女子に追い掛けられてるの?」
白夜「まぁ…あるにはあるかな……
だが普段は近付いたりしねぇがな。
まっ、おそらく後であん時の何倍かの連中が大挙して来るから気ぃ付けろよ?」
シャルル「う…うん……」
その時ここに来る最中に女子に追われた事でまた聞くけど本人はそう追い掛けられたりしないみたい。
まあ殺し屋なら仕方ないけど……まさかさっきのの何倍って…辛過ぎるよ……
白夜「ところでお前、なんか隠してるだろ?」
シャルル「えっ?」
それを聞いた瞬間に“ドキッ!”っとしちゃった。もしかしてバレてるの僕の秘密が……
白夜「どうなんだ?」
シャルル「い…いやいや……そんなことは……」
うう……怖い顔で睨み付けて来る白夜くん…怖過ぎるよ……もうやだ帰りたい……
でも目的を達成しなきゃ帰れないからそれとなく誤魔化してなんとか切り抜けようと試みたけど……
白夜「俺に冗談が通じると本気で思ってんのか?デュノア社社長の愛人の娘、“シャルロット・デュノア”」
シャルル「??」
やっぱりバレてた……もう駄目だ、僕は終わりだ。素性を知られた以上もうここ(IS学園)には居られない……
白夜「まあもうすぐ実習だから今はこの辺で勘弁しといてやろう。
だが放課後にみっちり聞かせてもらうから覚悟してろよ?無論逃げようものなら容赦しないからな?」
シャルル「えっ?」
まさか見逃すの?とはいえ実習まで時間が無いから仕方ないとはしても……
白夜「ボケ〜っとしてる暇ありゃ行くぞ」
シャルル「う…うん……」
でも後で問い詰めらる事に変わりは無い……ああ、僕は生きて祖国に帰れるのかな……?
そんな事を考えながら、白夜くんの後についてアリーナへと向かう……
_______________
白夜SIDE
アリーナにて……
千冬「お前にしてはヤケに遅かったな」
白夜「他の女子連中が煩いからに決まってるでしょ?」
千冬「まあそれもそうか」
実習開始まであと2分弱、普段は5分くらい前に着くから明らかに遅い方だ。まあ女子から実質妨害されたから氏方ないとして……
鈴音「それにしちゃ遅過ぎじゃない?何かあったんじゃない、転校生と?」
セシリア「そうですわ。知っていらっしゃる事を包み隠さず全て話して下さいな」
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