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暗闇を照らす白き日差し【影に身を委ねた一夏】
学年別トーナメント
第20話 ボーイ・ミーツ・ボーイ V
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夜-短夜(たんや)"!」

≪ビュン!≫

「うわっ??」
「えっ、何々??」
「後ろ後ろ!」
「逃がすな追え〜〜??」

切り抜け技を使って強引に正面突破する形でどうにか切り抜けた。


≪ダダダダ……≫

シャルル「助けてくれたのは嬉しいけど、なんでみんな騒いでるの?」

白夜「お前ここ(IS学園)の男子俺等除いて居ねぇの知らんのか?」

シャルル「えっ?ああ…そう…だったね……」

お前自分が男な事も忘れちまったのか?イヤ、そもそも元からコイツ男じゃない(女)のか?
まあいい……

白夜「とにかく走れ、置いてっちまうぞ!」

シャルル「う…うん……」

≪ダダッ≫

そのまんま俺達は追って来る女子の大群を撒きながらもアリーナへ向けて走り続けた。

ーーーーーーーーーーーーーーー

アリーナの更衣室


白夜「たく……」

結局撒くのに随分時間が掛かったもののやっと振り切って更衣室に着いたのは実習の5分前だった。
たく奴等め……今度来ようもんなら容赦しねぇぞ……
まあいい……

白夜「とにかく着替えるぞデュノア、実習までそんな時間ねぇんだからな」

シャルル「わ…解った……
でも絶対こっちは見ないで!絶対だよ??」

おいおい何だその要求は?急ぐんだからんなモン気にする暇ねぇだろが戯け……
まあいつまでも長居してるよりはマシだがな……

白夜「見ねぇよんなモンなんざ、見ねぇから急げ。
いいな?」

シャルル「解ってるよそのくらい」

たくな……急げよ……

≪スッ≫

シャルル「終わったよ」

白夜「はっ?」

シャルル「……」

言って10秒も掛からない速さで後ろからそんな声が聞こえたから振り向いて見れば、そこに居たのはISスーツを着たデュノアだった。
おいおい速くね??俺もそれなりに速ぇ方だがそんでも言われてすぐなんざ流石に出来ねぇし……!


白夜「オメェ何でそんな速ぇんだよ?」

シャルル「い…いや……何でかな?普段こんな感じだから、もう慣れたせいかな……?」

ふ~ん、“慣れた”ね…まあいいか……
だがコイツの件で少し洗い出す必要があるな……

_______________


シャルルSIDE



着替え終わってすぐ変な事を聞かれちゃったけど、それはウチ(デュノア社のテストパイロット)ではよくある事だから僕は包み隠さずに全てを話した。
フイに僕の素性でも聞いて来るのかと思ったけど全然聞こうともしないから安心しちゃう。だってあのドイツの代表候補生の素顔を知ってるんだったら僕の事も知ってると思ってたからだ。そうだと思うと心臓に悪い……
その途端に僕は白夜くんが操作し始めた機器
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