暁 〜小説投稿サイト〜
暗闇を照らす白き日差し【影に身を委ねた一夏】
学年別トーナメント
第20話 ボーイ・ミーツ・ボーイ V
[1/6]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
千冬SIDE



廊下


あいつが……あの実験の奴だと……?馬鹿な…そんな……
ドイツで教官やってた時にあいつ(ボーデヴィッヒ)の事で気になってはいたが、まさかあの実験の被験体だったなどとは流石に知る由も無い話だった。
“あの実験”とは、且てドイツで密かに進められていた“クローン計画”だ。誰かの細胞を使って、細胞の持ち主と瓜二つな輩を造って一人の人間を長生きさせようという内容だった。しかもその計画は第二次大戦のドイツ敗戦と合わせて打切りになった筈だったが……

千冬「まさか本当にやってたとはな」

全く…だとすれば厄介な奴に教育してしまったものだな……
とはいえ過ぎてから思うのはどうかと思うが……

千冬「まあいい、とにかく急ぐか」

あいつ等(白夜とボーデヴィッヒ)の話で時間か取られたからジャージに着替える為に更衣室へと急ぐ……

_______________


白夜SIDE



廊下にて……


≪タッタッタッタッ……≫

白夜「俺達は女子とは違ってアリーナの更衣室で着替えるんだ。
実習の度にこれ(移動)だからサッサと憶えろよ」

シャルル「う…うん……」

廊下を歩きながら後に着いて来るデュノアに実習での着替えついて説明している。
まあ当然と言えば当然だが……

白夜「言っとくが実習の間はトイレにゃ一切行けねぇぞ、何せ織斑先生が容赦しねぇからな。
トイレ行きたきゃ今のウチだぜ?」

シャルル「えっ?それはまあ…大丈夫だけど……」

白夜「ならいい」

それだけ聞いておけばいいだろな……

ーーーー

っと廊下の角を曲がった矢先……

「ああ!噂の転校生発見??」
「しかもあの白夜くんと一緒!」

白夜「うわっ!」

前に女子2人が立ちはたがって道塞ぎ……

≪ガヤガヤ……≫

「居た居た!」
「みんなコッチよ!」
「者ども出あえ出あえ!」

白夜「げっ!」

更に後ろには大群が群がりついには……

≪キャーキャー……!≫

「白夜くんの白髪も良いけど、金髪のブロンドも良いわね♪!」
「うんうん!強面白夜くんにサッパリデュノアくんの組み合わせ素敵♪??」
「あたし地球に産まれて良かった〜〜♪??」

白夜「うぜ……」

つくづく思う……コイツ等マジウゼェ…てかマジヤベェし……
こっち実習で時間ねえってのに!なんでこうなんだたく??


白夜「くっそぉ〜、面倒だが仕方ねぇ!
デュノア!俺の肩に掴まってろ!置いてかれたって知らねぇからな??」

シャルル「えっ??
ちょっと待って!」

これ以上は埒あかんから強行突破を思い付いてデュノアの背に抱えてそして……

白夜「"白
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ