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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜道化師の最後〜
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―――これは湿地帯の時のお返しよ!アステリズム・ライン!!」

ハイシェラに続くようにエオリアは無数の短剣を一斉に投擲し、投擲された短剣は次々とカンパネルラの全身を貫き

「ぎゃあああああああああああ―――――――――――っ!?ハア、ハア……ちょ、ちょっとタイム……!まさか君達、本気でこのボクを……!?というか術の展開中に奇襲攻撃とか反則じゃないかい!?」

短剣に全身を貫かれたカンパネルラは全身から血を噴出させて悲鳴を上げて地面に膝をついた後、信じられない表情でエオリアを見て叫んだその時

「フフ、敵は殺すのが”私達”の常識ですよ?」

リタは乗っている槍を滞空させ、背後に無数の”聖槍”を顕させ

「クク、大方甘いエステル嬢ちゃん達を相手にしていて、タカをくくっていたようだの?」

カンパネルラや大鐘の背後の空で滞空しているハイシェラは両手に膨大な魔力を溜め込みながら凶悪な笑みを浮かべ

「―――ま、ロイド君達じゃなくて私達が相手になったことが貴方の運の尽きよ、”道化師”カンパネルラ!!」

エオリアは懐から致死毒が塗り込まれてある短剣をカンパネルラの目では決して見えない神速の動作で投擲し

「うあっ!?う、嘘……だろう………?ゴホッ!………み、”見届け役”のご、ごのボクが…………ご、ご…んな…どごろで…………………………」

エオリアのクラフト―――デスナイフが首に刺さった受けたカンパネルラは大量の血を口から吐いた後信じられない表情で呟きながら絶命して地面に倒れ

「走れ、空の聖槍!!」

そこにリタが無数の聖槍を解き放って、絶命したカンパネルラの身体を次々と貫くと同時に大鐘を攻撃し

「全て消しとべぇっ!!ルン=アウエラ!!」

ハイシェラは高位純粋魔術を放った!すると大鐘とカンパネルラの死体は聖槍が起こす光の爆発とルン=アウエラによる超越した大爆発によって塵も残さず破壊され、カンパネルラの死体と大鐘があった場所はポッカリと空いていた!

「フン!あっけない雑魚だっただの!こんな事ならアリアンロードとやらの方に我が行くべきだっただの。」

「まあ、”No.0”を名乗っていましたから実力もきっと”0(ゼロ)”だったんでしょうね。」

攻撃を終えたハイシェラは鼻を鳴らしてつまらなさそうな表情をし、リタは微笑み

「アハハ………私もいずれあんな非常識な人達の中に入るのかしら………?」

二人の言葉を聞いたエオリアは苦笑しながら二人を見つめていた。



ハイシェラ達がカンパネルラと大鐘を破壊する少し前、セリカ達と戦っていた兵士達はセリカ達の圧倒的な強さにより、次々と戦闘不能になり、アリオスも満身創痍の状態になっていた。

「グウ……!ハア……ハア……ここまで差があると
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