外伝〜白隼(リベール)の決断〜
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………―――空の女神よ………混迷に満ちたこのゼムリア大陸に生きる人々にどうか一人でも多くの者にお慈悲を………」
そしてアリシア女王は己の無力を感じた後重々しい様子を纏ってその場で強く祈った。
―――こうして、独立国の無効宣言とマクダエル議長の引退、クロスベル帝国の宣言と同時にメンフィル帝国の同盟の余波は徐々に国内外に広がっていった。結界に包まれた市内の動きは杏として知れなかったが………国防軍兵士達の動揺も少なくなく、タングラム門などでは指揮系統の乱れも表面化し始め、アリオス、ダグラスも立て直そうとしたが、二人の努力は虚しく、兵士達は混乱し続け、さらには脱走者やベルガード門に投降して”六銃士派”に鞍替えする者達まで現れ………もはやタングラム門の守りはダグラスとダグラスを慕う一部の部隊のみでタングラム門の守りはがら空き状態となった。………さらにアリオスは市民達の期待を大いに裏切った”クロスベル最悪の裏切者”として市民達全員から嫌われる形となると共に遊撃士の資格も剥奪された。……………そしてアリオスのかつての名声や活躍、そして地位が全て泡となって消えた事にミシェル達は複雑な気持ちになっていた……………そんな中―――ロイド達の乗艦するメルカバにある人物からの連絡が入って来た……………
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