6章〜反撃の狼煙〜 外伝〜偽りの楽土の崩壊〜前篇
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た時こそ、クロスベルは生まれ変わる!」
「ちなみに『独立国』とかしょぼい名前じゃないえぜぇ?新しく生まれ変わるクロスベルの名前……その国名は………」
「「クロスベル帝国!!」」
ヴァイスとギュランドロスが同時に叫ぶと画面にベルガード門にあるギュランドロス達が掲げた国旗と同じ国旗が映った!
「今の話を聞いて自治州如きが”帝国”を名乗る事に疑問を抱く者達も多いだろう。確かに今のままでは”帝国”を名乗るには程遠い。」
「んでもってこう思った奴等も当然いるだろう?どうやって土地や民を増やすつもりだとな?―――答えは簡単だ!今まで圧政を敷いていたエレボニアとカルバードに今までクロスベルを好き放題してくれた礼代わりに二大国に同時侵攻する!!」
「今の話を聞いて無謀と思う者達が多いだろう。だが、そこは安心してくれ。既にクロスベルが”帝国”を名乗った暁には我らが盟友リウイ――――いや、”メンフィル帝国”が同盟を組むことを承知している。これがその証拠だ!」
そしてヴァイスが叫ぶと画面端末にリウイが映り
「――――クロスベルの民達よ。メンフィル大使、リウイ・マーシルンだ。既に知っている者達もいると思うがクロスベルは我が愛妻イリーナの故郷でもある。今まで二大国に苦しめられていた妻の故郷に何か力になれないかと思い、我らメンフィルが懇意にしている商人組織―――”ラギール商会”を通して見守っていた。―――だが、それも終わりだ。混迷に満ちたゼムリア大陸に秩序による平和を訪れさせる為に………そして我が盟友ヴァイスハイトとギュランドロスと共に進む”覇道”の為に我等メンフィルも共に戦う戦友となる事をここで誓おう!」
リウイが”覇気”を纏って宣言した!
〜東通り〜
「ク、『クロスベル帝国』………!?」
「し、しかも二大国に同時侵攻だなんて……!?」
「め、滅茶苦茶だ……!」
その様子を端末越しで聞いていた市民達は混乱したが
「で、でもあの”英雄王”やメンフィル帝国が味方についている上、なんてたって二大国に大反撃をした”六銃士”がいるんだぜ!?」
「まさに最強にして無敵の陣営じゃねえか!?」
「キャー!二人ともカッコいい―――!!」
「ギュランドロス司令もそうだが、ヴァイスハイト局長も漢らしくてさすがだぜっ!!」
「ヴァイスハイト!!ヴァイスハイト!!ヴァイスハイト!!」
「ギュランドロス!ギュランドロス!ギュランドロス!!」
「”六銃士”に栄光あれっ!!」
「クロスベル帝国ばんざーい!!」
すぐにそれぞれの目に希望の光を灯して嬉しそうな表情で叫び
「貴様ら何を馬鹿な事を言っている!?ここはクロスベル独立国だ!」
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