第一部
第二章
第十九話『この世界を守って』
[9/9]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
した。まどかさんが前の宇宙を殺して今の宇宙にしたように、前の前の宇宙を殺して前の宇宙にした人だとも言ってました。」
ほむら「…」
翠 「陽子はこうも言ってました。まどかと亮には気を付けろ、と。」
ほむら「翠、あのまどかは…」
翠 「私は前の宇宙とかそんな話はどうでもいいんです。でもこの世界に仇なす者には容赦はいたしません。たとえそれが、あなたであっても…」
翠は一瞬ほむらに目線だけを向けた。そして川面の方を向いたまま言った。
翠 「どうか、お元気で。」
ほむらは翠の方を見た、だが翠がほむらの方を向く事は無かった。
ほむら「あなたもね。」
そう言ってほむらは横に置いていた小さな鞄を一つ持ち上げると、踵を返して歩き出し去って行った。
ほむらが去った後も翠は暫く川面を見詰めて鼻歌を歌っていた。そしてフンフンと鼻歌を歌いながらその場を離れて行った。
最後に残された格好になったキュゥべえはくるりと尾を振った。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ