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SECOND
第一部
第二章
第十三話『それくらいの責任』
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関でにこやかにまどかに言った。
ほむら「それじゃあ学校に行って来るね、まどか。カード置いて行くから、それを使ってお昼に好きな物食べてね。」
まどか「うん、ありがと。いってらっしゃい、ほむらちゃん。」
 まどかも笑顔で応えほむらを送り出すが、戸が閉まるとすぐに表情が曇った。まどかは朝食の後片付けを済ますと洗濯や掃除を始めるが、それはすぐに終わってしまった。やる事も無く、虚ろな瞳でテレビを見ているとお昼の時間になっていた。まどかはカップ麺を一つ取り出すと、お湯を沸かしてそれに注いだ。そしてカップ麺が出来上がると手を合わせ一礼した。
まどか「ほむらちゃん、頂きます。」
 蓋をゆっくりと?がして食べ始める。そして食べ終わるとまた手を合わし一礼をする。
まどか「ほむらちゃん、ご馳走様でした。」
 そして再び、まどかはする事が無くなってしまった。まどかはソファーでぐったりとしてボーッとテレビを見ていた。そこへ突然、マミから電話が来た。
マミ 「もしもし、鹿目さん。私、巴マミだけど分かる?」
まどか「はい勿論です、マミさん。ええっと、まだほむらちゃん学校から帰ってませんけど、何かご用でしょうか?」
マミ 「うんうん、別にほむらに用って訳ではないの。あのね、組み立て式の小さなラックが余っているんだけど、あなた要るかなぁって。ほらこの前、あなた達先に帰っちゃったでしょ。私達あの後、家具とかも見て回ったのよ。」
まどか「あの時は、本当に申し訳ございませんでした、マミさん。」
マミ 「うん、それはもういいわ。それよりどお、必要かしら?」
まどか「はい、正直あると助かります。」
マミ 「そう、それなら今からそちらえ持って行くわね。いいかしら?」
まどか「えっ、はい。お願いします。」
マミ 「ではこれからお邪魔するわね、じゃあ。」
 ホームセンターの中にいたマミは、携帯を切ると近くにいた店員に声を掛けた。
マミ 「すみません、この組立式のラック頂けますか…」

  ?

 程なくしてマミがやって来た。平たい大きな段ボール箱にビニール紐がたすき掛けられ、そこに取っ手が付いた物を持っていた。それはまるで今買って来たばかりにも見えた。
 とても運びにくそうなそれを持って来てくれてまどかはすまなく思ったが、それ以上にマミの来訪が嬉しかった。
まどか「マミさんいらっしゃい。今、お茶入れますね。」
マミ 「待って、それより先にラックの組み立てをしてしまいましょ。」
 二人は居間でラックを組み立てながら話し始めた。
まどか「今日、学校早く終わったんですか?」
マミ 「ええ、私は三年でしょ。だから今、進路面談とかの関係で早く帰れるのよ。」
まどか「そうなんですか。それでマミさんはどうなさるおつもりなんですか?」
マミ 「う〜ん、そうねえ
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