第一部
第二章
第十一話『御馳走様でした』
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マミ 「えーと鹿目さん、私達今の魔法少女って要らないんだけど…生理用品とかはどうなのかしら?」
まどか「あはは、前の魔法少女も要りません。」
まどかはちょっと照れながらも、マミの女性ならではの心遣いに感謝の念を抱いた。
一行は陽子とまどかの物を重点的に下着を揃えると、その隣で売っている寝間着類を見に行く事にした。まどかがパジャマを選んでいると、ほむらが声を掛けて来た。
ほむら「まどか、これなんてどお?」
ほむらはスケスケのオーガンジーで出来たピンクのネグリジェを持って聞いて来た。
まどか「えー、ほむらちゃんそんなの着るの?大人だねぇ。」
ほむら「違うわよ、まどかにどうかと思ったのぉ。」
まどか「わっ、私そんなの着ないよ。恥ずかしいよ。」
ほむら「そーお?似合うと思うんだけど…」
そしてほむらは残念そうにそのネグリジェを元に戻すと、まどかと一緒に別の物を見にその場を去った。そのやり取りを何気に近くで聞いていた翠は、ほむらが戻したネグリジェを手に取ってじっと見詰めながら呟いた。
翠 「ほむらさんてこういうの着る子が好きなのかな…」
陽子 「翠ちゃん?」
衣料品を中心に靴や洗面具など一通り揃え終ると、マミがみんなを集めて提案して来た。
マミ 「ちょっといいかしら、みんなに一つ提案があるのだけれど…」
ほむら「何かしら。」
マミ 「トロピック見滝原って知ってる?」
陽子 「あっ、知ってますよ。つい最近出来た密閉式複合型温室施設の事でしょ?」
翠は妙に情報通な陽子を思わず見やった。
マミ 「そう、そこ。それでね、今度そこにみんなで行ってみない?」
翠 「いいですね、是非行きましょうよ。」
ほむらはあまり乗り気ではなかったが、まどかが行きたそうにしていたので迷っていた。
マミ 「ただね、そこって中に入ったら水着が基本なのよね。だから今から水着を買って、その後お昼にしましょう。」
ほむらが水着と聞いて行く気をなくし、自分達は遠慮すると言おうとした時、
マミ 「鹿目さんの水着は私が持たせて貰うわね。だって私が言い出したのだから。」
と、マミに言われたのでなんだか少しむきになってしまい、勢いマミに言い返してしまった。
ほむら「その必要はないわ、マミ。まどか、あなたのは私が選んであげるから、私のを選んでくれないかしら。」
ほむらのその言葉をマミの提案の受け入れと解釈したまどかは大喜びでそれを了承した。
まどか「うん!ほむらちゃん、任せて。」
水着を選び終わると、少し遅めの昼食を取る事にした。ショッピングモールの中にあるレストランに入ると、お昼時を過ぎた所為か店は空いていた。ほむらとまどかは種類の違うコロッケ定食を頼んだ。ほむらはまどかの皿に無いコロッケを切り取ってまどかに与えた。
ほむら
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