第一部
第二章
第十話『気を付けておいて』
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だい。確かに君は魔法少女のようだけど、僕と契約した訳ではないだろ。君は魔獣とも戦わないだろうし、第一魔獣を倒してもカースキューブを提供する事が出来ないんじゃないのかい?僕は別に慈善事業をしている訳ではないんだよ。」
その言葉に萎縮するまどかにキュゥべえは笑顔でトドメを刺す。
キュゥべえ「君って結構厚かましいんだね、フフフ。」
まどかは酷くしょんぼりしながらも、辛うじて取り繕った。
まどか「はは、そうだよね。私ったら何言ってんだか…」
その時、ほむらが机を叩いて立ち上がりキュゥべえに怒った。
ほむら「キュゥべえ!そんな言い方はまどかに失礼でしょ。今すぐ謝りなさい。まどかに謝って!」
興奮するほむらをまどかが諫める。
まどか「ほむらちゃん、仕方ないよ。私のお願いの方に無理があるのは分かるでしょ。ほら、みんなびっくりしちゃってるよ。止めようよ、お願い。」
キュゥべえは事の収拾を得るべく、そそくさとその場から立ち去ろうとした。逃げるキュゥべえの背中に向かってほむらが吠える。
ほむら「私の分でまどかを賄うのは文句無いでしょ!そうさせて頂くわよ!」
部屋を去り際に、キュゥべえはポソリと呟いた。
キュゥべえ「まあ、ペットぐらいは飼わせてやるさね…」
すっかり白け切ってしまった場を立て直すべく、マミが提案を出した。
マミ 「ねぇ、空納さんも鹿目さんもいろいろ買い揃えなきゃいけないでしょ。だから今度の日曜日にみんなで買い物に行きましょうよ。みんな、どう?」
その意見には全員が賛成した。そしてその場は閉じられた。
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