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SECOND
第一部
第一章
第五話『特別な魔法少女』
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るような目で見詰めた。

  ?

 翌日、マミと麗子は一緒に登校した。学校で昼休みにキュゥべえに会ったマミが麗子の部屋の進捗状況を尋ねるが、キュゥべえの動きが悪くあまり進んでいないようだった。
マミ 「どういう事かしら?あなたにしては手際が悪いようだけど。怠慢なんじゃないのかしら。」
キュゥべえ「マミ、君はそう言うけど、あの日富麗子って子は人間社会の中では結構大きな存在なんだよ。だからその辺りの整合性を付けるのが大変なんで、生活周りの方まで手が回らないんだ。それに…」
マミ 「それに?」
キュゥべえ「それに、僕としては彼女を魔法少女にするつもりは無かったからね。君には言い訳に聞こえるだろうけど、半ば強引に彼女が魔法少女になってしまったようなものなんだ。君にも分かるだろ、僕だって彼女みたいな子を魔法少女にしたりはしたくなかったんだよ。」
マミ 「そう…まあ、なってしまったものは仕方がないわね。こっちでも出来る限りサポートしていくわ。」
キュゥべえ「助かるよマミ、やはり君は頼りになるね。」

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 放課後、マミと麗子は合流して麗子のマンションへ一緒に行く事にした。麗子の部屋には生活に必要な家具類が届けられてはいたが、多くが段ボール箱の中に入ったままの状態だった。途方に暮れる麗子に代わってマミが手際よく処理していった。まず照明器具を付け、カーペットを敷き、寝具を整えた。電気と水道は通っていた。カーテンを取り付けると、どうにか人の住んでいる部屋っぽくなった。
マミ 「給湯器は備え付けのが使えるみたいだし、着替えやタオルもあるからお風呂は大丈夫ね。でも大型家電は二人じゃ無理だから助っ人を呼ぶか業者に頼まないといけないし…取り敢えず今日の所はこのくらいでいいかしら?」
麗子 「ええ、本当にありがとう。今夜はここで寝れそうですわ。」
マミ 「ところで麗子、お腹空いてない?」
麗子 「はい…今までにないくらいに…」
マミ 「じゃあ外でお食事にしましょ、どうかしら?」
麗子 「ええ…マミはいつもは自炊なの?」
マミ 「うん、私はお料理するの好きだから大体は自分で作っているわね。でも簡単な物が多いけどね。」
麗子 「そう…私もいろいろ出来なくてはいけませんのね…」
 麗子は思い詰めたような顔をして、そう言った。
 マミはカードが使える一軒の洋食店を選んで入店した。マミは麗子が食べ終わるのを待ってから話し掛けた。
マミ 「ねえ麗子、キュゥべえからカードは支給されたのかしら?」
麗子 「ええ、お昼に。」
マミ 「そう…。使い方、分かる?」
麗子 「実は…よく分かりませんの…」
 麗子は俯いた。麗子が自分で支払いをする事など、今まで無かったのだ。
マミ 「じゃあ丁度いいわね、今やってみましょう。」
 麗子は
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