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SECOND
第一部
第一章
第三話『私達はもうお友達』
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。」
 真理は杏子とキュゥべえを何度か交互に見た後、少し余裕を取り戻して立ち上がり、望遠鏡を片付けながら話し出した。
真理 「はん!随分手の込んだ事してくれるものだね。まあそれにしても、魔法少女は無いんじゃないかな。そのあまりに非科学的で突拍子も無い発言が、却って相手をしらけさせ冷静にしてしまう事があると知っておくべきだ。でもまあ、よく出来てるとは思うよ。どんなからくりか私には解らないし、おまけにこっちの名前も知っているんだからね。いや実際大したものだ、負けたよ。確かに他人の家を覗くなんて犯罪だからね。素直に謝らせて貰うよ、申し訳なかった。」
 そして去り際に杏子の横で、
真理 「魔法少女だなんて…」
 と、捨て台詞のようにボソリと言った。
 杏子は真理を目だけで追った。そして真理が見えなくなると、キュゥべえの方を向いて肩をすくめて嬉しそうに言った。
杏子 「残念だったな。」
 だがキュゥべえは、尻尾をくるりと回すとそれに答えた。
キュゥべえ「そうでもないさ。」

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