第一部
第一章
第一話『人魚姫なんて大嫌い!』
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は魔法少女となった。さあ、その新たなる力を開放してごらん。」
地面に這いつくばって荒い息をするさやかは、その言葉に驚いたように眼を見開いてキュゥべえの方を見上げた。それでも息を整えると何とか立ち上がり、多くの子がそうであるようにさやかは自分の体をあちこち確かめた。しかし別段に変化が見られないので、マミの方に助けを求めるように目をやったが、マミはただ微笑むばかりで何も言わなかった。
さやか「あっ!」
さやかは何かひらめいたように声を上げると、大きく右手の拳で自分の胸を二度叩いた。するとまるでそれによって空間が波打たれたように歪み、その歪みの波が収まるとさやかは魔法少女となっていた。
さやかは自分の変化を一通り楽しむと、マミに向かって言った。
さやか「これで、いいんですよね。」
マミ 「ええ、それでいいのよ。」
そして暗い顔のほむらを置いて、マミは続けた。
マミ 「さやか、これから私達はあの魔獣達を倒しに行くの。私達は狩りって呼んでいるのだけど、あなたも一緒に行く?」
さやか「勿論ですよ、マミさん。」
マミ 「じゃあさっそく、さやかの初お披露目と行きましょうね。」
三人は魔獣空間の中へと消えて行った。
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