マーガレット祭編
お祭り
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いいのかわからず固まっているしかできない。まさかレオンの奴・・・
「ソフィア!!俺たちとこの大会に出てくれ!!」
そう言ってゲーム大会のポスターを指さしたレオン。ソフィアはそれを訝しげに見たあと、なぜ彼がこの大会に出たいのかの理由を把握すると、ニヤッと悪そうな笑みを見せる。
「えぇ?どうしよっかなぁ」
明らかに何か交換条件を求めているソフィアを見て、レオンはポケットから一枚の写真を取り出し彼女に手渡す。
「出てくれるならこれあげる」
「??」
もらった写真に視線を落とすと、少女は食い入るようにそれを見て、なぜか交互に俺の顔を見てくる。なんだ?何の写真だあれ!?
「他にもこれとか付けるぞ。お前この日いなかっただろ?」
「やる!!全力で勝ちに行くよ!!」
追加で数枚の写真を見せると、少女は即答で参加を決意しそれを奪い取る。なんだろう・・・あの写真は破り捨てた方がいい気がするんだけど・・・
「シリルちゃんの白〜い!!シェリアとウェンディちゃんの猫耳可愛い!!」
「「「その写真をこっちに渡せ!!」」」
まるで大切なものを扱うようにしているソフィアだったが、何の写真か一人言ですぐさまわかったため奪い取ろうとする。しかし、なんなく交わされてしまい、結局奪うことができなかった。
「諦めなさいよ、あんたたち」
「そうそ〜、ソフィアに渡った時点でもうダメだよ〜」
「シャルルとセシリーウエスト細いね!!」
「「何の写真よそれ!!」」
俺たちを宥めようとした白猫と茶猫だったが、ソフィアが彼女たちの背後でそう言うと、彼女たちを加えての追いかけっこが開催された。だが、チームの登録時間が迫っていたこともあり、レオンによって阻まれてしまう。
「てか元々お前のせいだろ!!なんでそんな写真持ってるんだよ!!」
「リオンくんとカグラさんから渡された」
「何やってんのあの人たち!!」
俺たちの恥ずかしい過去が載せられた写真。拡散されることはないだろうが、ソフィアの手に渡ってしまったことがなんとも歯痒い。そんな気持ちになりながら、俺たちはゲーム大会の受付へと向かうことになったのだった。
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