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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic8-Bきっと分かり合えたなら〜Nanoha & Teana〜
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†††Sideティアナ†††

『スバル! クロスシフトBで行くわよ! アンタの一撃でルシルさんの防御を突破してみて!』

『了解!』

クロスシフトAじゃもうルシルさんに決定打は与えられない。だからすぐに攻め手を切り替える。あたしの本気のクロスファイアは、ルシルさんの多方向に同時展開したシールドを突破できずに防がれた。もうどれだけ撃ってもルシルさんに当てるのはおそらく不可能。なら、防御魔法を突破できる術を持つスバルが本命となるBで行くしかない。

(それでもダメなら、組んだばかりのCで・・・!)

ルシルさんのような本当に強い人を相手にするためだけに新しく組み立てたシフトC。ルシルさんからなのはさんに伝わらないかが少し不安だけど、元々ルシルさんと模擬戦が出来るって考えた瞬間にこの手を使うつもりだったし、明日のなのはさんとの模擬戦に備えてその完成度を計るにはちょうどいいわ。

「あともうちょっと待ってなさいよ、スバル・・・!」

スバルとルシルさんを見降ろせる位置となるビルの屋上にダッシュして到着早々、双銃型のインテリジェントデバイス・“クロスミラージュ”のカートリッジを1発ずつの計2発をロードして、クロスファイアの魔力発射体(スフィア)を8基と展開。戦場での高低差は重要だ。特にあたしのような射撃系魔導師はね。

「(ルシルさんが動き出した・・・!)あたし達に合わせての行動か・・・」

なのはさんの教導データを基にルシルさんも動いてくれるらしいし、シフトBを誘ってると見ていい。

「ならとくと味わってください! 行くわよ、スバル! クロスファイア・・・シューット!」

魔力スフィアからも魔力弾を発射して、“クロスミラージュ”の銃口からも魔力弾を連射。ルシルさんは飛び回りながらも逃げるスバルを追っていて、あたしの制圧弾幕に気付いたことで足元にミッド魔法陣を展開。周囲に魔力スフィアを5基と展開して・・・

「クロスファイアシュート」

「っ!?」

あたしやお兄ちゃんのものとは色違い、蒼色のクロスファイア10発をあたしの弾幕の迎撃として放った。先発組の10発は相殺されたけど、残りの10発はそのままルシルさんに殺到。

――パンツァーシルト――

だけどシールドで防がれた。だからと言ってここで引き下がるわけにはいかないわ。あたしは「おおおおお!」魔力弾を撃ち続けてルシルさんを足止めする。ルシルさんも残り続けるスフィアから魔力弾を順次発射してあたしの魔力弾を迎撃したり、「っく・・・!」余った魔力弾で直接あたしを狙い撃ちにしてきたりする。さらには・・・

「あたしの魔力弾をあえて迎撃しないで直接狙ってくるなんて・・・!」

そんな芸当まで披露された。素通りさせたあたしの魔力弾を最低限の動きで躱し
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