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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic8-Bきっと分かり合えたなら〜Nanoha & Teana〜
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動を開始。

――クロスファイアシュート――

移動中でも問答無用で飛んでくる魔力弾。あたしはビル内の柱を盾にしたり、魔力弾で迎撃したりと対処しながらビルの上層階を目指す。その途中、「うぉぉぉーーーーッ!」スバルの声が届く。横目で窓から外を、ルシルさんと近接戦を繰り広げるスバルを見た瞬間・・・

――クロスファイア・アサルトドライブ――

ルシルさんは周囲に展開してた複数の魔力スフィアを集束させて砲撃化したクロスファイアをあたしに放ってきた。

「お兄ちゃんのアサルトドライブ!?」

あたしは両手で頭を覆って、部屋の奥へ向かってヘッドスライディング。直後に窓の縁に着弾して爆発、砂埃がブワッと発生した。2発目やクロスファイアの追撃を受けないためにすぐに立ち上がって、さらに上階を目指す。

「どうしてルシルさんがお兄ちゃんの魔法を知って・・・!?」

ルシルさんは一度見た魔法を複製できる固有スキルを持ってた。今は使えないらしいけど、その魔法の術式を知れば同型の魔導師なら扱える。だからルシルさんが使えてもおかしくないけど、でも一体どこでルシルさんはお兄ちゃんのあの魔法を見たんだろう・・・。

「ううん。今はそんなこと考えてる余裕なんてない」

あたしはビルの上層階へと駆け昇って、2人の頭上にまで移動。そこで「フェイク・シルエット!」を発動。1階部分にあたしの姿をした幻影を4体と作り出して、1体ずつルシルさんの視界に入れるように動かす。

(少しでも集中力を削っておきたい・・・!)

スバルの怒濤の攻撃を涼しい顔で“エヴェストルム”だけで捌くルシルさんは、“クロスミラージュ”を構えるあたしの幻影に目もくれない。

――ラケーテン・パンツァーシルト――

ルシルさんの周囲に4枚のシールドが展開されたと思った直後、その内の1枚が幻影に向かって高速射出されて、「うっそ・・・!」グシャッと押し潰すように幻影を掻き消した。

「シールドを遠隔発生するだけじゃなくて射出するなんて・・・!」

ルシルさんは騎士じゃなくて魔導騎士だってことを改めて痛感する。他の3体も同じようにシールド弾で潰されたけど、『ティア、今!』スバルがようやくルシルさんを捉えた。左手で“エヴェストルム”の柄を掴み、“リボルバーナックル”の一撃で張られたシールドを打ち貫こうとしてる。完全にルシルさんの身動きをを封じた。チャンスは今しかない。

「クロスミラージュ!」

≪Dagger Blade≫

銃口から魔力刃を展開する。フィールド貫通・防御破壊効果を持ってるから、魔力が抑えられてるルシルさんやなのはさんの防御も斬り開いて本体にダメージを入れられる寸法。幻術のコントロールから解放されたあたしは・・・

「せぇぇぇーーーーい!!
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