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IS―インフィニット・ストラトス 最強に魅せられた少女
第7話 私、鬼軍曹になります。
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馬鹿な話だな。」
篠ノ之さんの言葉に頷く。全く倉持はろくなことしない。打鉄を開発した時も初期型は欠陥だらけだったらしいし、噂によれば織斑先生のIS、暮桜も倉持が完成させた時点では理論倒れの鉄屑同然で、自衛隊の方で慌てて改修したという。
「最も、玉鋼もまだ、完成率八割ってトコなんだけどね。」
「そうなのか?」
「うん、まだ本当の主武装が調整中でね。詳しくは言えないんだけど。」
「むう、だが、既に完成しきっている様にみえるが……バランスが崩れないか。」
「それがそうでも無さそうなのよ。私もデータでしか見てないけどね?」
だが、アレが有れば恐らく玉鋼は第三世代IS最強の能力を持つだろう。多分学年別トーナメントまでには間に合う筈だ。
「……っと、じゃあ、そろそろ本題に入ろうか?篠ノ之さんと織斑、二人のトレーニング計画について。」
三日後 放課後 第三アリーナ
「ほらほらほらぁ!!動きを止めない!!」
「うおおおお!!?」
速射モードの秋雨の弾幕を、危なっかしく回避していく織斑。近接戦闘オンリーの織斑の為に考えた、接近するためのトレーニングだ。意識を別な方に向けると、セシリアが篠ノ之さんに同じ事をしているのが見える。打鉄のシールドを利用して、中々上手く立ち回っている。
「ハイそこぉ!」
「ぐっ!?まだまだぁ!!」
「考え無しに突っ込むな!弾幕は相手の動きを制限するためにあるんだから、回避先読まれて狙撃されて終わりよ!」
「っ!!?ならどうすれば!?」
「それを考えるのが!この訓練よ!」
尚も弾幕を張り続け、壁際まで追い込んだ。
「く……、これなら!オオオオオ!!」
織斑は瞬時加速を使用して、一気に距離を詰めてきた、当たりそうな弾は《零落白夜》でかき消していく。そしてエネルギー刃と化した《雪片弐型》を振りかぶる。
「狙いはいいけど……見え見えよ!」
引き付けてから紙一重でよけ、カウンターを叩き込んだ。
「うお!?」
「……ここまでね。もう時間よ。」
「くっそ〜〜〜〜!今日も駄目か〜〜!!」
「そうそう簡単に強くはならないわよ。過程をすっ飛ばして力だけ得ても、それに振り回されるだけだからね。」
「今の俺が正にそれってことか。」
「ええ、完全に白式に乗られてるわね。そもそもその子の機動性なら正面からでもあの弾幕を抜けられる筈よ。」
「まあ、やはりISでは日々の精進がモノを言いますわ。どれだけ機体を理解できるか、全てはそこに尽きます。」
「強くなるのに近道など無いのだ!これしきでへこたれるな!」
「お、おう!負けてたまるか!」
そんな会話をしつつアリーナを後にする私達
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