外伝〜特務支援課の決意〜(5章終了)
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「……ま、鉄血宰相じゃねえが、もっとエゲつない事をしてる連中は山ほどいるだろうしな………」
そしてランディが疲れた表情で溜息を吐いたその時
「――――でも、これだけは言える。どれだけ状況が変わろうと私達は『特務支援課』だわ。その部分だけは何があっても揺るがないと思う。」
エリィは決意の表情で言った。
「エリィ………」
「……エリィさん………」
「えへへ……それでこそキーアが大好きな『特務支援課』だよ♪」
「はは、何だよお嬢。警察なんぞ所詮、腰掛け程度じゃなかったのか?」
エリィの言葉を聞いたロイドやティオは口元に笑みを浮かべ、キーアは笑顔になり、ランディは苦笑しながら尋ね
「ふふ、最初の頃はね。………でも駄目ね。もう私は染まってしまった。多分、将来どんな道を選ぶことになったとしても………貴方たちと過ごした日々は今後も私にとっての根っこであり続けるような気がするわ。」
尋ねられたエリィは微笑みながら答えた。
「………そっか。」
「わたしも……同じです。」
「勿論キーアも♪」
エリィの答えを聞いたロイドとティオは静かな笑みを浮かべ、キーアは笑顔を浮かべて言い
「ハハ、そういう意味じゃ課長も因果な部署を立ち上げたもんだよな。いや、元はと言えばロイドの兄貴のアイデアか。」
ランディは苦笑した後ある事に気付いてロイドを見つめた。
「はは、兄貴もさすがにこんな状況になるなんて想像もしてなかったと思うけど。」
仲間達に見つめられたロイドは苦笑し
「……………キーアを取り戻すかつ”今ここで笑顔を浮かべているキーア”を守り、今回の事件を解決すること。多分それは、特務支援課として果たすべき使命の象徴かもしれない。ただ、そんな理屈を無理に考えなくてもいいと思う。俺達にとって大切と思えるもののために………今はただ、前を向いて進もう。」
そして気を取り直して真剣な表情でキーアに視線を向けた後エリィ達を見回しながら言った。
「ええ……!」
「キーアも”この時代のキーア”の”未来”を守る為に頑張るね!」
ロイドの言葉にエリィとキーアは頷き
「音信不通の課長も探さないといけませんね。」
「ハハ……だな。」
ティオが呟いた言葉にランディは苦笑しながら頷いた。
「フフ………それにしても未来のキーアちゃんがこんな素敵な女性になっているなんてね………う〜ん、今のキーアちゃんに合う服を選べないのが凄い悔しいわ……しかも今のキーアちゃんは大人なんだから、香水やお化粧だって必要だし。」
「それは同感です。そこの所については未来のわたし達に嫉妬ですね。」
エリィは微笑みながらキーアを見つめ、エリィの言葉にティ
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