第127話
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
「おう!リウイの言う通り、後は俺達に任せときなっ!」
一方ヴァイスは敬礼し、ギュランドロスは力強く頷いて言った。
「フフ、ありがとう。それと――――勿論”民”達を考えた政治をして下さい。――――貴方達がいずれ侵略する全ての地域の人々もできるだけ差別しないような政治を。」
二人の答えを聞いたマクダエル議長は微笑んだ後、真剣な表情で3人を見つめて言った。するとその時
「――――元メルキア皇帝、ヴァイスハイト・フィズ・メルキアーナ。」
「――――元ユン・ガソル国王、ギュランドロス・ヴァスガン。」
「―――前メンフィル皇帝、リウイ・マーシルン。」
ヴァイスとギュランドロス、リウイはそれぞれ”覇気”を纏って静かな口調で名乗り上げてそれぞれの鞘から剣を抜いた後剣を天井に向かって掲げ
「「「我が”覇道”に”民”をないがしろにしない事をここに誓うっ!!」」」
それぞれの剣の刃を合わせて宣言した!
「………まさかこれほどの”覇王”が3人も同じ世代に存在し、共に協力し合うとはな………」
それを見たツァイトは驚きの表情で呟き
「ヴァイスハイト局長、ギュランドロス司令、リウイ陛下の3人の誓い……う〜ん、本当に絵になるわ♪」
「ハハ……下手したら後に歴史に残るかもしれませんね。」
グレイスはその様子をカメラで写真を取りながら口元に笑みを浮かべ、ロイドは苦笑し
「マジでそうなりそうなのが笑えねえよな………」
ランディは疲れた表情で溜息を吐き
「フフ、その”誓い”の”場”を提供したこの”メルカバ”も有名になりそうだねえ?」
ワジは興味深そうな表情をし
「――――ありがとうございます。腐敗した政治を見続けた最後に貴方達のような”王者”に出会え、後を託す事ができて幸運でした。」
マクダエル議長は目を伏せて頭を下げた。
後にこの誓いを”ゼムリア三皇の誓い”として歴史に刻まれる事になる……………
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ