第124話
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頃突然現れた力でな………獣じみたこの”力”………ずっと恐れていたんだ………この”力”でエリゼや周りのみんなを傷つけてしまう事が………――――だけど俺はみんなやエリゼを守る為に恐れずにこの”力”を使う事に決めた。」
「リィン………」
「兄様………」
決意の表情で言ったリィンの言葉を聞いたロイドは驚き、エリゼは静かな表情でリィンを見つめ
「ハハ……さすがに引いたかな。この姿。」
リィンは苦笑した。
「いや………心強いと思ったよ。」
「それに姿を偽っていたというならわたしも同じですし………”影の国”でとんでもない人達と出会いまくったわたしからしたら、”今更”ですし。」
「……ま、ティオすけほどではないが俺達も今まで出鱈目な連中に出会っているんだ。全然気にしてねえぜ!」
「そ、そうですよ!それにリィンさんはあたし達を信用して秘密にしていた事を打ち明けてくれたのでしょう?これでようやくリィンさんも本当の支援課の一員になれたんじゃないですか?」
リィン言葉を聞いたロイドとティオは静かな笑みを浮かべ、ランディとノエルは苦笑しながら言った。
「みんな………」
ロイド達の言葉を聞いたリィンは明るい表情をし
「兄様………勿論私や父様達も気にしていません。セティ様達と共にユミルを訪問した時、父様達も仰っていたでしょう?――――兄様が何者であろうと私達の家族である事には間違いない事を。」
「エリゼ………そうだな………」
そして微笑みながら言ったエリゼの言葉を聞いたリィンは静かな笑みを浮かべて頷いた。その後セリカ達全員はケルベロスに乗り込んだ。
「俺達はテーマパークのあたりで暴れて来る。戦闘を始めたらケルベロスに咆哮させるから、隙を突いて屋敷に向かえ。」
「わかりました。」
セリカの言葉にロイドは頷き
「皆さん……どうか気を付けて。」
ティオは心配そうな表情でセリカ達を見つめて言い
「このくらいの修羅場、あたし達にとっては大した事ないから大丈夫よ♪」
「皆さんの方こそ、お気を付け下さい。」
マリーニャは口元に笑みを浮かべて呟き、シュリは真剣な表情でロイド達を見つめて言い
「”神殺し”かつサティアの肉体を持つ俺が言うのはかなり変だが………女神の加護を。」
セリカはロイド達を見つめて静かな口調で言い
「行って……………」
「ガルッ!」
ナベリウスの指示に頷いたケルベロスは頷いて行動を開始した。
その後セリカ達を乗せたケルベロスは跳躍して林の中へと消えて行った。
「ハハ、頼もしすぎるメンバーだねぇ。」
セリカ達が去るとワジは笑顔で言い
「よし、こっちもまずはホテルのアーケー
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