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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第123話
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……」

ノエルの答えを聞いたロイドは溜息を吐いて言い

「何とか陽動して戦力を片方に集中させている間に、お嬢たちを助ける事ができりゃあ……」

ランディは考え込みながら言った。

「―――ならば俺達が陽動を引き受けよう。」

「そうですね。私達が暴れたら、多くの敵を引きつけることが出来ますし。」

「勿論私もそちらに参加するわ。セリカさんの”使徒”として一緒に戦うべきだし、それにクロスベル襲撃の時の借りをあいつらに返しておきたいしね。」

「……じゃあ俺もそちら側に参加する。あまり大勢で移動していたら目立つしな。」

「……兄様が参加するなら私もそちらに参加します。」

「当然、私も参加するわよ♪そっちの方が一杯戦えるしね♪」

その時、セリカ、リタ、エオリア、リィン、エリゼ、カーリアンが申し出

「皆さん……………」

「確かにセリカさん達が暴れたら思い切り目立ちますし、どんな大群が来ようとセリカさん達なら勝てますね。」

申し出を聞いたロイドは驚き、ティオは明るい表情で言い

「それじゃああたし達も!」

「……皆様と比べるとまだまだですが陽動班を手伝わさせて下さい。」

「私達も”戦場”は経験していますので、少しはお手伝いできると思います。」

シャマーラ、エリナ、セティもそれぞれ申し出た。

「ナベリウス。こんなにもたくさんの人達が陽動班に回るから、あの子に乗せてもらった方がいいよね?」

「ん……………後で………みんな………乗せる……………」

「へ?」

「その言い方だと大人数を乗せる移動手段みたいなのを持っているのか?」

リタの言葉に頷いたナベリウスの言葉を聞いたロイドは首を傾げ、ランディは尋ねた。

「フフ、ケルベロスですよ。その子なら身体も凄く大きいですから、たくさんの人達を乗せる事ができますよ。」

「”ケルベロス”だと!?」

「おいおい………”聖典”に記されてある冥界の魔獣の中でも最も有名な”地獄の門番”じゃないか。」

「まさかソロモンの一柱に従っていたとは……………」

リタの話を聞いたアッバスは声を上げ、ワジとツァイトは驚きの表情で呟き

「セリカさん達と行動している以上、今更驚くようなことではないかと。」

「”影の国”でとんでもない連中にあった上、出鱈目な体験をしたティオすけと俺達の感覚を一緒にするなっつーの!」

「ハハ………」

静かな表情で言ったティオの言葉を聞いたランディはティオの言葉に突込み、ロイドは苦笑し

「アハハ!いや〜、それにしても気付けば”メルカバ”がとんでもない魔窟になったねえ?天使や悪魔、”神”を殺した存在、本物の”神”、幽霊、ソロモン72柱の一柱、”神狼”ときて、止めは
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