第123話
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〜メルカバ玖号機・ブリッジ〜
「――――ミシュラム方面の”隙間”を感知しました。フランさん、座標を送ります。」
「うん、グス……」
ティオの報告を聞いたフランは涙を流しながら頷き
「もう……いつまで泣いてるの?みんなや局長に笑われちゃうよ?」
フランの様子を見たノエルは呆れた後注意した。
「はは、いいさ。」
「ふふっ……何だか羨ましいです。」
その様子を見ていたロイドとリーシャは微笑んだ。
「えへへ……すみません。――――特定できました!ミシュラム保養地、ホテル・デルフィニア付近……あの湖水浴場(レイク・ビーチ)のあたりです!」
「ヒューッ、スゲェ偶然だな。」
「フフ、今度は優雅なバカンスとは言い難いけどね。」
フランの報告を聞いたランディは驚き、ワジは口元に笑みを浮かべて言った。
「あら、ひょっとして……みんなでビーチで遊びに行った事があるとか?」
「ええ、まあ……」
「通商会議の後ですけど。その時は局長達――――”六銃士”やセリカさん達、そしてカーリアンさんも一緒でしたが。」
グレイスの質問にロイドとティオは頷き
「もう、つれないわね〜。そんな楽しそうなイベントに何であたしを呼んでくれないの?」
「ご主人様ばっかりズルいです〜。」
「そうですよ!あたし達も呼んでくれればよかったのに。」
グレイスやサリア、マリーニャはそれぞれ不満そうな表情で言い
「いや、俺達だって招待された身分だったしなぁ。」
「………無茶言うな、お前達……」
ランディとセリカは呆れ
「フフ、ちなみに男共は私達の水着姿に鼻をのばしていたわよ♪」
「………水着姿ですか………確かにカーリアン様を含め、麗しい女性の方々ばかりでしたから、さぞ楽しめたでしょうね?」
からかいの表情で言ったカーリアンの言葉を聞いたエリゼは威圧感を纏った微笑みでリィンを見つめ
(な、何でそこで俺を見るんだよ、エリゼ……)
エリゼに見つめられたリィンは疲れた表情で溜息を吐いた。
「クッ……!それにしてもエクリアお姉さんを含めたセリカの”使徒”のお嬢さん達があの時、あの場にいなかったことが悔やまれるぜ!もしいたら水着姿を拝めたってのによ〜!」
そしてランディは悔しそうな表情で言い
「おい………」
「よくわからないけど、絶対良からぬことを考えているわね……」
「ア、アハハ………」
「ふええ〜??」
「みず……ぎ………何………?」
ランディの言葉を聞いたセリカはランディを睨み、マリーニャは蔑みの表情でランディを見つめ、シュリは苦笑し、サリアとナベリウスは首を傾げ
「………ランディさん。いくら
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