第八話〜ライ〜
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
るフェイト見て、苦笑しながら話を続ける。
ライ「僕は元々身寄りがなくて、その学園の理事長のご好意でそこに通っていたんだ。」
そのことを聞き少し暗い空気になるがライは明るい口調で三人に声をかける。
ライ「そんな顔をしないで。それでも僕は幸せだったから。それに支えてくれる友達もいたから。」
ライの言葉で少し空気が軽くなったところではやてが質問する。
はやて「学生やけどKMFに詳しかったんはなんで?」
ライ「知り合いにKMFの技術者がいて、その知り合いからよくデータや戦闘の動画を見せてもらっていたんだ。だから昨日も指示を出せた。」
はやて「指揮に慣れとったんは?」
ライ「学園にいたときは生徒会に所属していて、その時によくイベントの準備で指揮をとっていたからそのおかげだと思う。」
はやて「へ〜、イベントって?」
ライの言葉にはやては食いつく。フェイトも興味深々なのかライの言葉を期待して待っている。
二人がここまで反応するのには理由があった。なのはを含めた三人は中学を卒業してすぐに管理局に入局している。しかも在学中も管理局の仕事を手伝っており、そのせいで学校の行事にほとんど参加できないでいたのだ。そのためライの話す学園での生活に惹かれるのは当然と言える。
ライ「文化祭で巨大なピザを作ったり、学園全体で鬼ごっこみたいなことしたり……あと男女逆転祭りとかかな?」
フェイト「男女逆転祭り?」
ライの最後の単語に疑問を持ったフェイトはオウム返しにつぶやいて首を傾げる。残りの二人も同じく首を傾げている。それに気付いたライは説明を始める。
ライ「女子は男装、男子は女装してその日一日を過ごす祭りだよ。途中から言動も反転させてたりしてた。」
ライは少し遠い目をしながら説明する。その姿を見たフェイトは少し心配になってライの方を見ていた。しかしはやてとシャマルは違った。ライの説明を聞くなりいきなり後ろを向き二人だけで話始める。
はやて「シャマルわかっとるな?………で……を………するんやで。」
シャマル「わかったわ。私も……で…を……するけどいい?」
はやて「もちろん!面白いは正義や!」
話を終えた二人は正面に向き直る。その二人の会話が聞こえていなかったフェイトは二人に尋ねた。
フェイト「二人共どうかした?」
はやて「ううん。なんでもないで!」
シャマル「ええ、なんでもないわ!」
ライ・フェイト「「?」」
とてもいい笑顔で答える二人に疑問を持ちつつもライは話を続ける。
ライ「あとは何が聞きたい?」
その言葉ではやては気を引き締め直し質問する。
はやて「昨日二人が聞いたギアスってなんなん?」
その質問にライ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ