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インフィニット・ストラトス 黒龍伝説
導く蛇
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ついてだ」

「ど、どうしてその名前を?」

「面倒ごとは大嫌いだからだ。それで、シャルル・デュノアが女だというのを知った上で受け入れているのか、学園としてはどう考えているのか、とっとと下呂った方がいいぞ。簪が暴走する前に」

簪がお義姉さんにカバンの中身を見せてSっ気の笑顔を見せている。中身はプレイに使う小道具だったと思うが、確かこれはないなと除外したものばかりだった気がする。案の定、お義姉さんの顔が引きつる。

「さらにこれ」

ビデオカメラを取り出してお義姉さんの全身が映るようにセットする。

「じょ、冗談よね、簪ちゃん?」

「冗談で済むといいね」

そう言いながら、ゲームで出てくるような殺傷能力が高そうな鞭を取り出す。

「ちょっ、ストップストップ!!話す、話すから!!」

そうしてお義姉さんは全てを下呂った。この件に関与しているのはIS学園の学園長、女性権利団体、フランス政府、そしてデュノア社。

シャルル・デュノア、本名シャルロット・デュノアはデュノア社の社長の愛人の子供で母親は死去。その後父親に引き取られるも腫れもの扱い。本妻に不当な扱いを受ける。デュノア社は経営が傾きつつあり、早ければ今年中にISの製造権を取り上げられる予定となっている。

女性権利団体はオレと織斑の奴のスキャンダルを欲していて、ハニートラップを強要しているのか。女性の権利を主張しておいて少女を生贄にしようとする真性のクズの集まりのババア共か。まとめて沈めてやろう。

フランス政府はデュノア社と女性権利団体に便宜を図り、戸籍を改竄。見返りに金銭と国内の女性権利団体の過激派を抑えさせるように要請。IS学園の学園長は金を受け取り、無理矢理捻じ込んできたと。なるほどなるほど。お義姉さんを解放して部屋に戻って簪と会議を始める。

「全部沈めるか」

「沈めよう。特にデュノア社と女性権利団体は。フランス政府は女性権利団体を潰せば大人しくなるね。いくらかトカゲの尻尾切りをする必要があるけど。IS学園の学園長も小悪党だけど、裏口入学なんて探せばいくらでもいるよ。まあ、見逃すのは今回だけだけどね」

「まずはシャルロット・デュノアを拉致するか。その後は悲劇のヒロインを演じてもらって、役目が済んだら希望通りの未来を歩ませてあげればいいだろう」

「まあ、それもすべて説得がちゃんと済めばの話だけどね」

「じゃあ、空港まで拉致しに行きますか」

簪と共に姿を変化させる。オレはレオの20代頃の姿に、簪はソーナの姿に変化してから影のゲートを開き、空港まで飛ぶ。遠目から様子を伺うが、歩きからして女性らしさが出ている。あと、トイレを間違えかけた。

「あの程度で騙せると本気で思ってるのか?」

「酷過ぎるよね。口に出し
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