第31話
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ットはそれぞれ困った表情をした。
「でもこれって……僕達の行動次第でティアラを返してくれるってことだよね。」
「確かに、そう取れるね。」
カードの内容から手練れの盗賊が盗んだ品を返してくれることに気付いたエリオットの推測にフィーは頷き
「ちなみに、このもう一つのカードというのは?」
「ええ、お渡ししておきますわね。」
リィンに尋ねられた店長はカードを渡し、リィン達はカードの裏側に書かれてある内容を読んだ。
トールズ士官学院、特科クラス・Z組A班へ。
宝に至らんとするならば、我が挑戦に応えよ。
鍵は全て緋色の都にあり。始まりの鍵は……『獅子の心を持つ覇者。その足元を見よ。』
「これは……謎かけというやつか。」
「緋色の都……もちろん帝都のことだよね。それと『獅子の心を持つ覇者。その足元を見よ。』か。」
「この言葉をヒントに街で宝探しをしろってことかな。」
「うん、おそらくそうなのだろう。」
「うふふ、盗まれた宝冠の価値を考えたら言葉通り本当の”宝探し”ね♪」
カードの内容を読んだマキアス達がそれぞれ考え込んでいる中レンはからかいの表情で呟いた。
「あの、それで皆さん……協力していただけますでしょうか?」
「ええ、もちろんです。」
「ああ、ここまで挑発されて黙ってなんかいられないしな。」
「よし、ではさっそく向かうとしようか。」
「ありがとうございます!――どうかよろしくお願いします!」
そしてリィン達は”紅蓮の小冠”を取り戻す為に怪盗Bによる謎かけの解読を開始し、怪盗Bによる謎かけを解読して順番に様々な所を回っていたリィン達は、次の謎かけのカードがあると思われる場所に向かった。
〜マーテル公園・クリスタルガーデン〜
「『光透ける箱庭の中』……ここで間違いないよね。」
「うん、まさにこのクリスタルガーデンを指しているんじゃないかな。」
「そして『北東の座』―――座は椅子を示す言葉でもあるから……」
「となると、北東に設置されたこのベンチが怪しくなるか。」
(うふふ、謎解きの回数を考えるとそろそろ見つかるでしょうね。)
「あれは――――」
逸早くカードを見つけたリィンはベンチに張り付けられてあるカードを取った。
「当たりだね。」
「次はなんて書いてあるの?」
「ああ、えっと……」
フィーに促されたリィンはカードの裏側に書かれてある文面を読んだ。
第三の鍵は……『かつて都の東を支えた籠手たち。彼らが憩いし円卓に』
「ふぅん?」
「ふぅ、またわかりにくい表現
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