暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第31話 =ボス戦=
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てもない頭で考えるからとても単純なものだ。この5人の中で一番防御できるのは俺なのでアイツに対するタンクとして攻撃を相殺、その隙に皆で一気に攻撃だ。

「…分かったわ…」

作戦っていえるものでもないけれど伝えにユカが走る。…さ、相手の気を引きますか!
ユカから1本投げナイフを借りて、相手に投げる。それと同時にわざと目の前に来るような場所に移動する。
運のいいことに投げたナイフが当たりこちらに関心を持ってくれて俺のほうを振り向き、例の突進攻撃を繰り出してくる。まだユカたちは話しているようなので今は避ける。

「よっと!…絶風刃!!…もういっちょ!!」

空中でクロスに剣を振りそれによる剣圧による斬撃を飛ばす。それを片方ずつすらして行いあくまでこちらに気を向けるだけ…危ない橋を渡ってるけどそれは仕方がない!

どうやら話が終わったのかシリカがこちらに手を振ってくる。4人の数メートル離れたくらいの場所まで移動し、武器を構える。後ろではソードスキルを発動する構えをそれぞれ4人が取っている。

「…スゥ…ハァ…ぜやぁぁぁ!!!」

リズの腕を信じキャリバーンをしまい、オータムリリィを両手で持つ。さすがに片手であんなでかいやつは受け止め切れないからな…
掛け声とともに剣を振りまとめて始末しようとしたヤツのくちばしとが衝突する。俺との間にまぶしいようなエフェクトもかかっているけどそんなものはカット。皆を守るためにこいつを吹き飛ばす!その思いだけが俺の中にあった。

「うぉぉぉぉぉ!!!」

みんな、これで決めてくれると信じて剣を思いっきり振りぬく。数値で言えば恐らく微妙だったのだろうが俺が競り合いには勝った。それによって目の前にいるクロウオブアホーク―名前をしっかりと認識できたのも競り合いに勝てたおかげだろう―はどうぞ攻撃してくさいというような隙を見せてくれた。

そこからは体の力が抜けてしまい、後ろで剣で斬る音、棍による打撃音、投剣の刺さる音やらを聞いているしかなかった。皆必死に攻撃してくれて数十秒後にはポリゴンの破裂するような、この世界での消滅音が聞こえてきた。どうやら倒したらしい。


―――――――

「でさ、ラストアタックボーナスなんだった?」

「…ラスト、俺じゃないぞ?」

気力が回復し、めちゃくちゃ広い部屋の奥にある階段を目指し歩いている中キリトに聞いてみた。キリトは首を振って否定しラストアタックボーナスを取ったと思われるサチを指差した。

「ふーん……今思ったけどボス俺らだけで倒してよかったのかな…」

「いまさらだな…」

「KoBはともかく聖竜連合が黙っちゃいないだろ?…一応俺ら、ギルドだし」

「生きるためだった、しょうがない。とでも言っとけ」

聖竜連合は何人もの
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