第31話 =ボス戦=
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る。ユカが投剣をまとめて投げそれをピナとシリカで軌道修正し確実に全弾当てるソードスキル『シュートレイン』だ。知り合いのビーストテイマー、投剣使いがあの2人しか知らないから分からないけどあれほどの連携出来るコンビはなかなかいないんじゃないか?システムサポートだけど…
「「キリト(さん)!!」」
「うぉぉぉ!!」
2人の呼びかけにキリトが一気に距離をつめ、剣を青白い残光と共に4連続で振るう技を行いゲージを一気に削っていく。その斬撃の痕が四角く残る技『バーチカル・スクエア』だ。ほかが硬いせいか弱点部分に攻撃を与えていくと面白いくらいにゲージを削れてすでに4本目に差し掛かった。
「ここからが本番だな…」
「うん…どうなるんだろうね…」
ボス戦では4分の1を削られると武器持っているやつは武器変更したりと、特殊攻撃が追加されたりと厄介なものが追加される。こいつはどんなものが追加されるんだろうな。
すると今まで聞いていた声の中では恐らく一番大きな音が何度も響き渡る。あまりにも大きな音なので聞き耳スキルを上げているキリトやシリカ、ユカ、サチ…つまり俺以外はもちろん、ろくに上げていない俺でさえ耳をふさがなければキツすぎて倒れそうだった。
「…っ!?ぐぅっ!!」
「リクヤ!?」
多分これが特殊攻撃なのだろう、相手は高く飛び俺めがけて一気に降下してきた。それにより吹き飛ばされHPが一気に削られる。手が耳に行っていたので防御も出来ずモロに喰らってしまいゲージを確認すると半分持ってかれていた。
「…痛っ…まだ来るのか、よ!!」
この世界に痛みがなくて本当によかった…そう思いながら再度突っ込んでくる鷹を地面を蹴り退避する。突っ込んだところから砂埃が立っているが一瞬、風が吹いたと思ったらすでに態勢を立て直し空に浮かんでいる。獲物を変えたのかキリトの方を向き体の方向も変えてさっきと同じように突進攻撃を繰り出しているのが見えた。
「リクヤ、大丈夫…よね…」
「俺は大丈夫だけど…ほかの皆は?」
「なんとか、ね…」
ユカにポーションを渡されそれを口に含む。ほのかにレモンの味がして徐々に緑の部分が増えていく。そんなことよりも俺はあのボスをどうやって倒すかをずっと考えていた。あんなに動かれると攻撃を当てたくても当てられず、逆にこっちが当てられる。
「…同じくらいの威力で相殺するしかないのか?」
「でも、その方法は相殺する人は相当危ないわよ…」
「ま、いけるだろ」
こんなところで危ないとか危なくないとか言ってられない、というかボス戦では全域が危ないんだ。もう無理やりにでも気楽に考えなきゃなやってられないんだよな。
「ユカ、この作戦をキリトたちに伝えてくれないか?」
作戦といっ
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