暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第31話 =ボス戦=
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すように投げる。この攻撃のラストを飾る4本目はリズの作ったオータムリリィ、こいつを握り、振りかぶる。

「轟覇連刃、インパクトぉ!!」

最後の1撃を当てたとき、何かが壊れるような高い音が俺の周辺に響き渡りその直後、目の前の鷹がもだえながらとてつもなく大きな声で鳴く姿が目に入った。その姿をよく見るとくちばしの先が少し欠けていて、さらに付け根辺りには大きな亀裂が何本も入っているのが見えた。部位破壊の成功の証だった。そのおかげか、HPもいままでチビチビ減っていたのとは比べ物にならないくらい大きく減っておりやっとゲージ一本分減ってくれた。

「よしっ!!…ソラ、バトンタッチ!」

『任された!』

その掛け声で体の支配権が俺からソラに変わり戦い方も変化する。キャリバーンを背に収めて、一本だけで戦うというのがソラの戦闘方法。その分、筋力値の余った分でスピードが出せるのでこっから連撃を与えるつもりらしい。意外にも顔面付近が弱点らしく、ソラはそこを集中攻撃、背後のほうはサチ、ユカ、シリカ、キリトのソラ以外の全員がスイッチを繰り返し一気にダメージを与えていく。

ソラと交代している時は俺は背後霊みたいなソラの後ろから全体を見ることが出来るので状況をしばらくしてから見ると、さっきの部位破壊が火種になったのかみるみる削っていってもう2本目のゲージもなくなって3本目へ突入した。この層ならいつもの通り大人数でやれば30分かからずに終わった気がするけど、いまは仕方がない。俺たちが戦い始めてすでに1時間はたっていると思う。

「…そろそろカーディナルが気づくか…?リクヤ!」

『おっけ!』

ソラに戦ってもらう=システムが味方をしているということなのでSAOの優秀なシステムではバグとして消されてしまう可能性がある、とソラ自身が行っておりそんなに長い間代わってもらうことは出来ない。なので今日はコレが限界だ。

「サチ、共鳴!!」

「分かったわ!!」

俺とサチの掛け合いで共鳴が発動した。共鳴と同時に手招きしてサチをこちらに呼びかける。サチがこちらに歩み始めたのと同時に、大剣初級ソードスキル『アッパード』を放ち下あごらへんを剣を横にし叩き上げる。

「「ヘブンズレポート!!」」

その行動により共鳴技へのいわゆるステップ1が成功したのでサチがシステムの加護を受けジャンプ、野球みたいに打ち上げた顎を棍で打ちつける。
モンスターって時点で現実じゃないけど頭を叩かれればどんなやつも少なからずクラクラするというものは何故だか取り入られておりいまの攻撃はそれの発動率が高く狙い通りそのクラクラ状態になってくれた。

「いまだよ!ユカ、シリカ!!」

「えぇ!!」

「はい!」

ユカとシリカがいつの間にか共鳴しており技を繋げ
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