暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第31話 =ボス戦=
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るけど(それでも無謀だが)堅いとなるとその分攻撃が低いわけではなく硬ささを生かした強さになるので厄介だ…

「シリカ、転移結晶つかえるか!?」

「や、やってみます!…転移、アルゲ…きゃぁぁ!」

シリカは転移結晶をかざし商売などで騒がしい街の名前を叫ぼうとしたが、突然の突風に邪魔され結晶が効果を発揮することはなく、手から結晶が飛んでいってしまった。それを再度拾い試そうとするとまた風が起こり失敗してしまう。
よく見ると鷹が結晶を見るたびにその巨大な翼を羽ばたかせて妨害しているのが見えた。

「リクヤさん、無理です!」

「モンスターが結晶に反応してるのかよ!」

「多分ですけど…そうなるとここはモンスターによる結晶無効化空間?」

脱出はあとは入り口に行って扉を開けるしかないのだがそんな隙だらけの獲物をモンスターが逃がすはずもないので、ほぼ不可能。

「倒すしか、ねぇのかよ!!」

「こんなに硬いやつを!?…せぃっ!!」

驚きを隠せないサチだがその間にも攻撃を仕掛ける。ほぼ同じタイミングで俺も攻撃を顔面付近に仕掛け、キリトも俺と同じところを攻撃している。だがそれでも相手にクリーンヒットを与えることは誰にもできていなかった。

「…っ、本当に硬すぎだろ!!」

「リクヤ!顔壊せるか!?」

不意にキリトの出した言葉はつまり部位破壊で一回流れ変えろってことらしい。あいつ自身武器破壊が得意だけど、それ以上にボスモンスターの部位破壊は別にHPが設定されているらしくそれを削るにはさらに弱点の場所に当てなきゃいけないので相当難しい…
簡単に言いやがって…仕方ない、あれやってみるか。
キリトが攻撃を当ててくれて一瞬ひるんだ隙に俺はその一瞬にアイテム欄を開き、武器名をスライドさせ空中、ヤツの顔面前にオブジェクト化させる。

最近知ったことだけど武器名をタッチ、スライドさせ空中で指を離すと持てずともそのままオブジェクト化される。勢いが強すぎてそのままどっかとんでいくなんて場合もあるけど…でも今回はそれを利用して上へ投げる。それとついでに両手にある大剣も一緒に投げ、一旦息を整える。

「…全身全霊で叩く!!」

それと同時にジャンプ、顔…とくに鋭いくちばし付近でまず飛ばした4つの武器の1つ、リズ製ハンマーをキャッチする。

「1!!」

それをくちばしに叩きつけ、鳴き声を上げるのも無視し武器を投げ捨て2本目、売ろうと思っていたぼろぼろのハンマー。

「2!!」

やはり耐久値が限界だったのか音を立てポリゴンとなる。が、今回は都合がよく3本目のキャリバーンをすぐに持つことが出来た。

「3!!」

こいつはさすがに大事な武器…リズのハンマーも大事なものだけど…キャリバーンを地面に突き刺
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