第31話 =ボス戦=
[2/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
避けられてしまう。
「ならっ!!」
思いっきし地面を蹴りほぼ垂直、鳥さんの目の前にいける様にジャンプする。いい案だと思ったけど跳んで気づいた。ここって無駄に天井も高いんだな…一応、目の前まで肉薄でき剣で薙ごうと横に振る。しかし、それはいとも簡単に避けられ風を起こされ無理やり地面に落とされる。でも優秀なシステムのおかげで空中で体制を整えられ無事に着地することが出来た。
「…っ!?」
不意に何かを感じ後方へと跳び下がる。するとその直後ドスン!という音とともに俺のさっきまで立っていた場所に鷹が突っ込んできたのだった。まだパワーはどうなのか知らないけど恐らく半分は削られた強い攻撃だったのだろう、おかげで一瞬隙ができた。
「やぁぁあ!!」
「うぉぉぉお!!」
後方から声があがり斬撃と打撃の2種類のダメージを与えているペアがいた。攻撃されそちらのほうを振り向くが逆にありがたい、続けて俺も攻撃、横からは遠距離でユカがナイフを投げ支援、シリカもピナとともに懸命に攻撃を仕掛ける。
相手も黙っておらず急に大声をあげ飛び立つ。そのときの羽ばたきで周りにいた俺たちはさらに後退を強いられる。
ある程度飛んだところでバサバサと羽を動かすと1枚1枚の紅く綺麗な羽根が風により矢のように飛んでくる。本体が巨大なのが関係しているのか羽根も大きくこれも致命傷になりそうな攻撃だった。だが伊達にソロで行動しているキリト、少ない人数での攻略組ギルドとして名が知れてきた俺たちじゃない。
皆はそれぞれ場所を移動して避けているが俺は剣で弾く。
また一瞬途切れた場所があるのでジャンプ、壁蹴りもしたのでちょっと斜めだが背中方面に付くことが出来た。
「断空牙!!!」
そこから背中めがけて2刀を回転しながら振り下ろし、叩きつける。不意をついたおかげで鳥はまた甲高い声をあげ高度を下げた。
キリトの空中に向けて発動するソードスキル、もともと棍術は空中では無類の強さを発揮するのでサチも戦闘再開、シリカはどうやら周りの状況を確認しているらしい、ユカはみんなのサポートに徹していた。
俺はというと…断空牙が一瞬その場に停止して攻撃というものなので今は背中に着地してチミチミと攻撃中だ。背中の上って結構なアドバンテージだけど動きわくったら落とされる可能性がものすごく高い。だから剣を刺しては抜いて刺しては抜いてを繰り返していた。
正直、俺のこの行動だけだと完璧に病んでる人だよな…
それはともかくずるい攻撃をしている俺、地面で頑張っている4人の攻撃を受けているのにもかかわらずそれでも無駄に硬いのかまだ1割も削れていない。
「どんだけ硬いのよ!」
「よっと!…下手な鉄製の鎧よりかは十分にあるんじゃね?」
攻撃の高いモンスターなら少人数でも勝てる気がす
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ