第122話
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ィルの貴族の方々はそんな下らない事で父様達を侮辱していない事はご存知でしょう?それに私達は兄様の事は本当の家族だと思っているのに………その思いを無下にする気ですか?(まあ、私は兄様の事を初恋の殿方として見ていますが……………全く……私の気も知らないで、よくそんな事が言えますね……!)」
エリゼは威圧感と怒気を纏った微笑みを浮かべてリィンを見つめ
「そ、それはそうだけど………」
見つめられたリィンは大量の冷や汗をかいていた。
(フフ、この子もリウイ達と同じみたいね♪)
その様子を見ていたカーリアンは微笑み
(な、なんかエリゼさんの俺への扱いがどんどんぞんざいになってきたような……)
二人の会話を聞いていたロイドは冷や汗をかいて苦笑していた。
「――――何はともあれ。これで”影の国”の時の俺達のメンバーはサティアを除いて全員集結した。ここからは俺達全員がお前達の力になろう。因果を操る存在……そしてその者―――キーアを操る黒幕の存在………俺達にとっても無視できん話だ。」
「……下手をすれば今の歴史が変えられる恐れもある事です。私達”使徒”一同も全力でクロイス家の野望を阻止をする為に皆様の目的―――キーアさんの奪還を手伝わさせて頂きます。」
「勿論、私も引き続きナベリウスと共に力を貸させて頂きます。ようやく取り戻した主の記憶にいつか訪れる主の幸せ、主に出来たたくさんの理解者の方々……そして私達にできた多くの友達を”無かった事”にするなんて、絶対に許せない所業です。」
「が………ん………ばる………タルちゃんも………セリカ………話……聞いて………止めて来い………って………言ってた………」
その時気を取り直したセリカとエクリア、リタとナベリウスがそれぞれロイド達を見回して言い
「ありがとうございます………!」
「みんな、よろしくねー♪」
「フフ、あの”嵐の剣神”達に加え、”聖典”にも記されている程の伝説の悪魔――――ソロモン72柱の大悪魔まで仲間になってくれたら、”風の剣聖”だろうが”赤の戦鬼”、”結社”の”使徒”や”執行者”だろうが恐いものなしだね。」
ロイドは明るい表情をし、キーアは嬉しそうな表情をし、ワジは静かな笑みを浮かべて言った。
その後、セリカ達を加えたロイド達はメルカバに乗艦した。そして、出迎えたフランは問答無用でノエルに抱き付いてから泣きじゃくってしまい………ノエルもまた、妹をなだめながら目を潤ませて涙を浮かべるのだった……………
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