暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第118話
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
らにベルガード門の制圧をする際、ノエルさんやソーニャ司令、砦内で多くの兵士達を傷つけました。」

すぐに気を取り直して淡々とした口調でロイド達を見つめて言った。

「リーシャさん………」

リーシャの様子を見たセティは心配そうな表情をし

「決意は固いようですね………」

「どうするの〜、ロイドさん?」

エリナは目を伏せ、シャマーラは不安そうな表情でロイドに尋ねた。



「……………――――だったら今ここで俺と勝負をしてくれ。」

その時考え込んでいたロイドは真剣な表情でリーシャを見つめて言い

「え…………」

ロイドの言葉を聞いたリーシャは呆け

「ロ、ロイドさん?」

「いきなり何言ってんだ?」

ティオとランディは戸惑い

「ほう?」

ギュランドロスは興味深そうな表情をしてロイドを見つめた。

「―――どれだけ感情をコントロールしようと俺にはわかる。今も必死で迷いを抑えつづけている事を。」

「!!!」

そして静かな表情で自分を見つめて言ったロイドの言葉にリーシャは目を見開き

「以前と違い、本物の実力を出せるようになっても迷いがある今の君相手なら………俺だって勝てる。――――武装は自由。俺一人で君の相手をする。君が勝ったら俺達はイリアさんの伝言を君に伝えないし、イリアさんに嫌われてでも君に伝言を伝えられなかった事を言う。その代わり――――俺が勝ったら、”君は俺がもらう”。そしてその時にイリアさんの伝言を聞いてもらう。」

さらにロイドは真剣な表情でリーシャを見つめ、トンファーを構えて宣言した!

(キタ――――――――――ッ!まさかのこんな予想外な場所でこんな事を発言するとは!さすがはロイドだよ、くかかかかかかっ!)

(こ、この子は………)

ロイドの言葉を聞いたギレゼルは興奮した後笑い始め、ルファディエルは頭に手を押さえ

「え”。」

リーシャは呆けた声を出し

「い、いい、一体何をっ………!?」

さらに顔を赤らめて身体を震わせて驚きの表情で後ろに下がってロイドを見つめ

「見ていられないって事さ。君が、君らしく()れない場所に居続けている……君の友人としてこれ以上、放っておくわけにはいかない。既にチキさんから君がラギール商会から抜ける事の許可ももらっている。勝負してもらうぞ――――”(イン)”……いや、リーシャ・マオ!」

ロイドは疲れた表情で答えた後決意の表情でリーシャを見つめ

「くっ………」

見つめられたリーシャは唇を噛みしめた後、後ろに跳躍してロイドから距離を取り、武器を構えた!

(オイオイオイオイ……!そんなのアリかよ!?)

(あっははははははっ!相変わらず笑かしてくれる男だ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ