第117話
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に気にしていないさ。リィン自身は知らなかったんだろう?それに………俺達はリィンを信じているからな。」
「……!そうか………俺もキーアを取り返す為に全力で力を貸す。……またよろしくな。(………俺が隠していた”力”に気付き、知ったカシウス准将に教えてもらったリウイ陛下達が直々に”力”を解放した状態の俺を鍛えてくれ…………陛下達に鍛えて頂いたおかげで、コントロールできるようになった俺の中に眠るこの”力”………仲間達の為に使うぞ……!)」
口元に笑みを浮かべて言ったロイドの言葉を聞いたリィンは目を見開いた後、笑顔で答えた後胸に片手を抑えて決意の表情になり
「ああ……!」
リィンの言葉にロイドは頷き
(兄様………)
胸を抑えたリィンをエリゼは真剣な表情で見つめていた。
「フフ、早速見れたね♪」
「ええ………」
「さすがはロイドさんですね……」
その様子を見ていたシャマーラやセティ、エリナは微笑み
「………兄様の周りにロイドさんみたいに女性がいなくて本当に安心しました……下手したらロイドさんみたいな人になっている所です………」
エリゼは安堵の溜息を吐いた。
「どういう意味だ、エリゼ?」
エリゼの言葉を聞いたリィンは不思議そうな表情で尋ね
(な、何気に俺が酷い言われ方をしているような………)
ロイドは冷や汗をかいて苦笑しながらエリゼを見つめ
「知りません。ご自分の胸にお聞きになってください。」
見つめられたエリゼはわずかに怒気を纏いながら目を伏せて静かな口調で答え
「??」
エリゼの反応を見たリィンは首を傾げ
(やれやれ…………妹を大切にしている癖に妹の想いに気づいていないとは…………まさかここまで鈍感とはな……)
(まさかリィンさんもロイドさんと同じ危険人物かつ鈍感とは……)
(なんとなくそんな感じはしていたがやっぱりそうだったか………しかも将来はあのエリゼちゃんと結婚できる事といい、マジでロイドと同じリア充野郎じゃねえか!)
(キーアの時代だと、リィンの奥さんはエリゼとアリサだけだけど………もしかして後にもっと増えるのかな??)
その様子を見たリフィアは呆れ、ティオはジト目で悔しそうな表情をしているランディと共にリィンを睨み、キーアは首を傾げていた。
「フフ………さてと。それじゃあ私もロイド達と一緒について行くからよろしくね?」
ロイド達の様子を微笑みながら見ていたセシルはロイド達を見回して言い
「へっ!?」
(あら……)
「セ、セシルさん……!?」
「マジッスか!?」
セシルの言葉を聞いたロイドは驚き、ルファディエルは目を丸くし、ティオとランディは信じられな
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