第117話
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解放に力を貸すのはお前達もわかっているはず。その上で一体何の用でここに来た?」
リウイは呆れた表情で溜息を吐いた後真剣な表情でロイド達に尋ね
「―――――”銀”……いえ、リーシャ・マオにアルカンシェルに戻って頂く為にこちらを訪ねさせてもらいました。」
尋ねられたロイドは真剣な表情で答えた。
「まあ………」
「あら………」
ロイドの言葉を聞いたイリーナとルイーネは目を丸くし
「…………………………………銀は自らの望みで俺達に協力している。それを理解した上で連れ戻そうとしているのか?」
リウイは少しの間黙り込んだ後真剣な表情で尋ね
「はい。」
尋ねられたロイドは決意の表情で頷いた。
「――――いいだろう。説得できるかどうかはお前達次第だ。」
ロイドの表情を見たリウイは答え
「あ、ありがとうございます……!」
リウイの答えにロイドは明るい表情をし
「フム。セティ達にもロイド達が来た事を知らせてやらねばな。――――エリゼ。リィンもこの場に連れて来い。恐らく奴も内心ロイド達の力になりたいと思っているはずじゃ。」
「別にいいけど……貴女の親衛隊の一員となった兄様まで彼らに同行させてもいいのかしら?」
リフィアは頷いた後傍に控えているエリゼに指示をし、指示をされたエリゼは目を丸くして尋ね
「うむ。……ついでにエリゼ。お前も特務支援課に力を貸してやれ。」
尋ねられたリフィアは頷いた後エリゼに指示をした。
「へっ!?」
リフィアの指示を聞いたロイドは驚き
「……一体何を考えているのよ?」
エリゼはジト目でリフィアを見つめて尋ねた。
「聞けば特務支援課はキーアを取り返す為に至難の道を行くと言う……そこに我が下僕であるお前やリィンも加えさせ、そして全てが終わった後余の元に帰って来たお前達は見違えている事間違いなしじゃ!要は『優秀な下僕には旅をさせよ』という事じゃ!」
「それを言うなら『可愛い子には旅をさせよ』でしょうが………ちなみにそれは貴女の……リフィア皇女としての私への”命令”?」
胸を張って言うリフィアの言葉に呆れた表情で溜息を吐いたエリゼは気を取り直して真剣な表情で尋ね
「うむ。―――エリゼ・シュバルツァー。これより特務支援課がキーアを取り戻すまでの間、助力せよ。」
「――――承知しました、リフィア殿下。………そう言う訳ですから皆様。今後は私も兄様共々皆様にご協力させて頂きます。」
重々しい様子を纏って指示をしたリフィアの言葉に会釈をしたエリゼはロイド達に振り向いて微笑み
「殿下……ありがとうございます。そしてエリゼさん。これからよろしくお願いします。」
「エリゼちゃんなら大歓迎だ
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