第116話
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レイスに忠告し
「ハハ、まあ記事にしたところでヨタ話のたぐいにしか思われないかもしれないけど。”結社”やウチの総長あたりと同じように。」
ワジは笑顔で笑った後口元に笑みを浮かべた。
「ワジ……!」
ワジの言葉を聞いたアッバスは怒鳴り
「心配せずとも約束は守りますって。そっちのキーアちゃんが未来のキーアちゃんで、しかもイーリュン教の”聖女”の一人っていうのもね!」
グレイスは静かな笑みを浮かべて頷いた後キーアを見つめ
「お願いだから、キーアの事はみんなに教えないでよ〜。」
見つめれたキーアは疲れた表情で言った。
「その代わりとは言わないけどキーアちゃんが”聖女”になった時、独占取材をさせてもらってもいいかな!?」
そしてグレイスは興味深そうな表情でキーアを見つめながら叫び
「え、えっと、それは………”今の時代”のキーアと交渉してー。」
グレイスに見つめられたキーアは冷や汗をかいて苦笑しながら言った。
(なあロイド……本当に連れてきちまってもよかったのか?)
グレイスたちの会話を聞いていたランディは溜息を吐いた後真剣な表情でロイドに尋ね
(ま、まあ一応、約束は守る人だと思うし。)
尋ねられたロイドは苦笑しながら答えた。
「クロスベル西部に新たな”隙間”を感知しました。」
その時ブリッジ内の端末を操作していたティオが報告し
「正確な座標を特定。西クロスベル街道、中間………警察学校や拘置所方面への分岐地点の付近です。」
ティオに続くようにフランが報告した。
「そうか………」
報告を聞いたロイドは真剣な表情になり
「たしか拘置所を脱出する時、ガルシアのオッサンとアーネストの野郎に助けてもらったんだったか?」
ランディは真剣な表情でロイドに尋ねた。
「ああ……何だかんだ言って力になってくれたよ。アーネストさんの方はルファ姉が煽ったようなものだけど………あれからどうなったのか気になっているんだけど……」
尋ねられたロイドは頷いた後考え込み
「でも、警察学校方面に行ってみるのは得策じゃないね。君が脱出したことで警備も強化されているだろうし。」
「かと言って他に行けるとしたら国防軍がいるベルガード門だけ……ちょっと困ったわね。」
ワジとエオリアはそれぞれ真剣な表情で言い
「まあ、ノコノコ訪ねたら捕まるのは確実でしょうね。」
「…………………………」
グレイスは目を伏せて忠告し、フランは複雑そうな表情で黙り込んでいた。
「……とにかく降りるだけ降りてみよう。どの程度、国防軍が警戒しているか確かめたいし、幻獣の徘徊具合も気になる。」
「了解です。」
「鉱山町の前にも”法陣”
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