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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第116話
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ツの町長に挨拶した後……今後の段取りを話し合ってから山間部の拠点(ベース)に戻るエルミナ達に別れを告げるのだった。

〜マインツ山道〜



「それでは、私達はこれで失礼します。」

「はい、今後もよろしくお願いします。」

エルミナの言葉にロイドは頷き、そして警備隊は次々と山間部の中に入って行った。

「ミレイユ!」

その時キーアがミレイユに走って近づき

「?どうしたのかしら、キーアちゃん。」

近づいてきたキーアをミレイユは不思議そうな表情で見つめたその時

「あのね………(未来のランディの奥さんはミレイユだよ♪それとさっきは言わなかったけど、子供もいるよ♪)」

キーアはミレイユに小声で耳打ちをし

「!!!??〜〜〜〜〜!!??」

耳打ちをされたミレイユは顔を真っ赤にして混乱し

「えへへ………ミレイユが大好きな人へのアプローチ、頑張ってね!そうすればきっと、さっきキーアが教えた通りになるよ♪」

キーアは無邪気な笑顔を浮かべてミレイユを見つめて言った後ロイド達の元に戻り

「…………………」

ミレイユは顔を真っ赤にして固まっていた。

「ミレイユ?どうしたのですか?」

その時ミレイユがついてきていない事に気付いたエルミナが足を止め、ミレイユに近づいて話しかけ

「!!い、いえ!何でもありません!それより私達も急ぎましょう!」

話しかけられたミレイユは我に返って真剣な表情で言い

「?ええ。」

ミレイユの様子をエルミナは不思議そうな表情で見つめながら頷いた後、山間部の中へ入って行った。

「キー坊?ミレイユに何を言ったんだ?」

一方戻ってきたキーアにランディは不思議そうな表情をし

「えへへー、秘密だよ♪」

キーアは無邪気な笑顔を浮かべて答え

(もしかしてまた、未来を遠回しに教えたんじゃないですか……?)

(あ、ありえそうだな………)

ティオはジト目でキーアを見つめ、ロイドは苦笑しながら頷いた。



〜メルカバ玖号機・ブリッジ〜



「うっわ〜………ホント、すごい飛行艇ねぇ!まさか七耀教会がこんな船を持ってたなんて!」

「一体いつから持っていたのかしらねえ?」

「さあ?わりと昔からあるらしいけど、詳しい事は忘れたよ。そんな下らない事を覚えるの、面倒だったし。」

”メルカバ”のブリッジまで来たグレイスは興味深そうな表情をし、カーリアンは口元に笑みを浮かべてワジを見つめ、見つめられたワジは静かな笑みを浮かべて言った。

「……繰り返すがくれぐれも他言無用に願うぞ。記事にでもしたら今後、教会の一切の庇護を受けられぬと覚悟してもらおう。」

その時アッバスが真剣な表情でグ
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