第116話
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創られそうだな………」
「こりゃ、ゼムリア大陸にさらに混乱が訪れるのは確定だね……」
「一体ゼムリアはどうなるのかしらね……」
「………………………」
エルミナの答えを聞いたロイドとティオは驚き、ランディは目を細めて黙り込み、ツァイトは厳しい表情で呟き、ワジとエオリアは真剣な表情で呟き、キーアは辛そうな表情で黙り込み
「なるほどね……………――――だったら、なおさらあたしは確かめたいわ。今後のクロスベルがどんな道を歩むか。そしてその選択が、歴史にどう伝えられるのか。あなた達について行ったらそれが見られる気がするのよね〜。」
グレイスは真剣な表情で頷いた後笑顔でロイド達を見つめた。
「……グレイスさん。」
「なんつーか……そこまで考えてたとはねぇ。」
「何だかシリアスすぎて別人みたいですが……」
「あはは、まあ一番の理由は面白そうだからなんだけど。それに通信社の方にパイプは残してあるからね。ひょっとしたら市内の情報なんかも提供できるかもしれないわよ?」
「―――わかりました。俺達は異存ありません。ワジ、キーア。そちらは構わないか?」
そしてグレイスの話を聞き終えたロイドは頷いた後ワジとキーアに尋ね
「キーアは、キーアの事を記事にしないのならいいよー。」
「フフ、僕も構わないよ。まあアッバスを説得するのは一苦労かもしれないけど。」
尋ねられた二人はそれぞれ頷いた。
「サンクス、恩に着るわ!よーし、みんなで気合いを入れてフェーリッツァ賞を狙いましょ!」
「いや、別にグレイスさんの手伝いをするわけじゃ……」
「まあ、グレイスさんですから。」
そして嬉しそうな表情で言ったグレイスの言葉を聞いたロイドは脱力した後苦笑し、ティオはジト目で言った。
「フフ………それじゃあ私も貴方達についていくわ♪」
するとその時カーリアンが口元に笑みを浮かべて意外な提案をし
「へっ!?」
「マジですか……!?」
「なんでまた俺達に……」
申し出を聞いたロイドやティオ、ランディは驚き
「その方が面白いと思っただけよ♪エステル達に出会って以降面白い体験をたくさんさせられたしね〜。」
カーリアンは口元に笑みを浮かべて答えた。
「わたし達をエステルさん達と一緒にしないでほしいのですが。」
カーリアンの答えを聞いたティオはジト目で突込み
「ハ、ハハ……―――でも、とても心強いです。これからお願いします、カーリアンさん。」
ロイドは苦笑した後、静かな笑みを浮かべてカーリアンを見つめ
「ええ、よろしくね♪」
見つめられたカーリアンはウインクをした。その後、ロイド達はエルミナ達に密かに協力しているマイン
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