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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第115話
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…羨ましい……!)

(やれやれ………『英雄色を好む』と昔からよく言われているが、まさか本当に実行するとはな………)

(フフ、そういう事ですか。)

(フフ、やるじゃない♪)

(なるほどね〜。これはひょっとしたら、将来の女性関係はヴァイスハイト局長並みになるんじゃないかしら?)

(まさかヴァイスハイトのような男が他にもいるなんて………)

(ランディはどうなのかしら……?)

ランディは舌打ちをして悔しそうな表情でエオリアと共にロイドを睨み、ツァイトは呆れた表情でロイドを見つめ、リタとカーリアンは微笑み、グレイスは口元に笑みを浮かべてロイドを見つめ、エルミナは蔑みの表情でロイドを見つめ、ミレイユは不安そうな表情でランディを見つめ

(な、何でみんな、俺を見るんだよ………)

その場にいるほぼ全員に見つめられたロイドは溜息を吐き

(くかかかかかかっ!やっぱり未来ではハーレムを築いているのだな!?)

(あっははははははっ!予想通りだね!)

(ハア…………………ある意味、一番知りたくない情報だったわね………)

(………………………)

ギレゼルとエルンストは陽気に笑い、ルファディエルは疲れた表情で大きな溜息を吐き、ラグタスは膨大な怒気や闘気を纏って黙り込んでいた。

「ちなみにさっきリィンの名前があったけど、彼は誰と結婚しているんだい?」

その時ワジは興味深そうな表情でキーアに尋ね

「えっと………言ってもいいけど、本人達には言わないでねー?」

「やだなあ、そんな無粋な事をする訳ないじゃん。なんせ”守護騎士(ドミニオン)”の一人として定められた未来を変える訳にはいかないし、こんな面白すぎるネタ、黙っていながらからかうに限るよ。」

「ワジ、お前な………」

「悪趣味です。というかケビンさんが聞いたら、『”守護騎士(ドミニオン)”の名が泣くで?』って言いそうです。」

キーアの言葉を聞いたワジは笑顔で言い、ロイドは呆れ、ティオはジト目で言い

「アハハ!聖職者の癖に兄妹のように育った”彼女”に手を出した”千の護手”にそんな事を言われる筋合いはないよ。」

ティオの言葉を聞いたワジは笑顔で笑いながら言った。

「アハハ………えっとね………リィンの奥さんはエリゼとアリサだよー。」

「ええっ!?」

「マジで驚きです………」

「あら……エリゼって言ったら確かリフィアお付きの侍女じゃない。」

ワジ達の会話を苦笑しながら聞いてた後答えたキーアの話を聞いたロイドとティオは驚き、カーリアンは目を丸くし

「あの野郎……!やっぱりエリゼちゃんに手を出しやがったな!?しかも2人も奥さんがいるだと!?キー坊!もう一人は一体どこのお嬢さんだ!?」

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