第114話
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て、キー坊!?そのシスター服とか、大人になっているとか、後ロイド達と一緒にいるとか、マジでどうなってんだよ!?」
「キーアが名乗り出るまで気付かない上、挙句の果てにはキーアを邪な目で見るなんて………わたし達―――キーアの保護者の恥さらしですね。」
「ハハ………無理ないよ。普通に考えてありえない事だし………」
我に返ったランディは驚いた後混乱し、ティオは蔑みの表情でランディを見つめ、ロイドは苦笑していた。
「ランディ!」
その時、ミレイユとエルミナ、カーリアンがロイド達に近づき
「猟兵達の死体の処理は終えたわ。次は最低でもさっきの倍は来ると予想した方がいいと思うわ。」
ミレイユがランディに報告した。
「そうか………」
報告を聞いたランディは真剣な表情で頷き
「エルミナ大尉、ミレイユさん……それにカーリアンさんもお久しぶりです。」
「ご無事で何よりでした。」
「フフ、この私があんな雑魚に後れを取る訳ないでしょ♪」
「………私達が赤い星座如きにやられるはずがありません。」
「あなた達も……無事でいてくれてよかったわ。……何だか個性的な人達と一緒みたいだけど。」
ロイドやティオに見つめられたカーリアンはウインクをし、エルミナは静かな口調で答え、ミレイユは安堵の表情でロイド達を見つめた後、ツァイトやエオリア、リタ、そしてワジやキーアに視線を向けて微笑んだ。
「まあ、事情がありまして。」
「とりあえず一息入れて情報交換したいところだね。」
そしてティオとワジが答えたその時、その場にカメラのフラッシュによる光がロイド達を照らし
「ええ――――大賛成よ!」
グレイスがロイド達に近づいてきた。
「グ、グレイスさん!?」
「どうしてここに……」
グレイスを見たロイドやティオは驚き
「いや〜、ちょっと問題起こしてクロスベル市に居辛くなっちゃって。そこで従軍記者兼、カメラマンとしてランディ君やエルミナ大尉達の所に押しかけたのよ。」
グレイスはロイド達の写真を何枚か撮った後説明した。
「はあ……あまり歓迎したくはないんですけど。」
「この状況でマスコミに来られても迷惑なだけですよ………」
説明を聞いたミレイユとエルミナは疲れた表情で溜息を吐き
「ハハ、まあそういうこった。どうやらお互い、今までのことを説明しておく必要がありそうだな。」
ランディは苦笑しながら答えた。
その後ロイド達は鉱山町の宿屋の一室で情報交換を始めた……………
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