第114話
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得物の精度も狂ってしまった。さすがは形成不利ですか。」
ランディの説明を聞いたガレスは静かな口調で答えた。
「ああ。……というかお前以外は全員殲滅されたぜ?」
そしてランディは頷いた後不敵な笑みを浮かべ
「なっ……!?―――ガレスだ!おい、誰か返事をしろ!」
ランディの言葉を聞いたガレスが信じられない表情をした後、通信端末で誰かに呼びかけたが何の返事も帰ってこなく
「猟兵や魔獣は全て殲滅しました。後は貴方だけです。」
「………!」
さらにエルミナ率いる警備隊が銃口をガレスに向け、それを見たガレスは目を見開いた!
「ば、馬鹿な………100人近くの百戦錬磨の猟兵達に加えて、赤い星座のおよそ3割を占める軍用魔獣をこんな短時間で全て殺したというのか……!?」
そしてガレスは信じられない表情で叫び
「ハッ!全員、雑魚ばっかりでつまんなかったよ!」
エルンストがランディの側に転移してきて嘲笑し
「昔のよしみだ……今回限りお前だけ見逃してやる。それから叔父貴に伝えとけ………必ずブッ倒してやるとな!」
ランディは静かな口調で呟いた後、ガレスを睨んで叫び
「クッ………!――――承知しました。―――若。一皮剥けられたようですな。」
ガレスは唇を噛みしめた後、ランディを見つめて答え、そしてその場から去り、撤退して行った。その後エルミナ達は戦後処理を始め、ランディはロイド達に近づき、ロイド達はランディにかけよった。
「ランディ……!」
「……ランディさん!」
ロイドとティオは明るい表情でランディを見つめ
「よ、お疲れさん。まさかお前達がここに来てくれるとはな……ロイド、ティオすけ。本当に無事でよかったぜ。」
「ああ、ランディも………」
「脱出……してたんですよね?」
「ああ、エルンストが転移魔術を使えたから、それに頼って脱出した後、ミレイユやエルミナ大尉と合流できてな。今まで、この辺りの一体で機を窺いながらレジスタンスをしてたんだが……まさか狼どもまで加勢してくれるとは思わなかったぜ。ひょっとしてお前が呼んでくれたのか?」
ティオの言葉に答えたランディは口元に笑みを浮かべて答えた後ツァイトを見つめ
「うむ、念のためにな。……まあ、その必要もなかったみたいだが。それと猟兵とやらの動きには注意するよう言い含めていた。」
「へー、なるほどねぇ……………」
ツァイトの答えを聞いたランディは苦笑して黙り込み
「ん?」
ある事に気付いたエルンストは眉を顰め
「って、ええ!?なんでお前、喋ってんだよ!?」
ツァイトが喋っている事に気付いたランディは驚きの表情で叫んだ!
「はは……」
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