第114話
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端微塵にして滅した!
「グルルル……………」
一方まだ生き残っていた魔獣達は撤退して行き
「なに……!?」
それを見たロイドは驚いた。すると魔獣達は鉱山町方面に向かって行った。
「トンネル道の方に逃げた………?」
「……ひょっとしたらマインツ方面で動きがあったかもしれないよ?―――例えばランディさんやエルミナ大尉達が見つかってしまったとか。」
真剣な表情で去って行く魔獣達を見つめて考え込んでいるロイドにエオリアが推測を話し
「あ……………!」
「となると今のは部隊の後方を警戒する哨戒任務中だったのかな?」
エオリアの推測を聞いたロイドは声を上げ、ワジは真剣な表情で呟き
「その可能性は高いかと……何らかの意図を持って撤退していったみたいですし。」
「ランディ、無事だよね……?」
ティオは頷いた後真剣な表情になり、キーアは心配そうな表情をし
「くっ………マインツ方面に急ごう!グズグズしていたらランディ達が危ない!」
「ふむ、行くとしようか。」
「ええ。」
ロイドの言葉にツァイトとリタは頷いた。その後ロイド達はトンネルを抜け、鉱山町の近くまで来た。
「……………?」
山道を歩いていたロイドは何かの違和感に気付いて立ち止まった。するとその時!
「危ない!」
リタがロイドの側面で結界を展開して銃撃を防いだ!
「狙撃か……!?」
それを見たワジは厳しい表情をし
「ロイド、大丈夫!?」
キーアは真剣な表情でロイドを見つめ
「あそこです!」
ティオは崖上を見上げて叫んだ。するとそこにはブレードライフルを構えたガレスがロイド達を見下ろしていた!
「さすがは”真銀の霊女”。よくぞ気付いたものだ。」
「……どうやら待ち伏せされていたみたいね……」
ガレスの言葉を聞いたエオリアは真剣な表情で呟き
「トンネル道で動きがあったのは察知できたからな。しかし戒厳下のクロスベルにこうもあちこち出没するとは。やはりそちらの騎士殿の作戦艇を使っているのか。」
ガレスはワジに視線を向けて言った。
「………へぇ。僕の身分も特定したのか。」
ガレスの言葉を聞いたワジは静かな笑みを浮かべ
「大方、”六銃士”と手を組みにでも来たのだろうが……一足遅かったな。既に掃討作戦は始まっている。今回の作戦には100人もの”赤い星座”の猟兵やこちらが飼っている約3割の軍用魔獣を参戦させている。いくら”六銃士”といえど、圧倒的な数の差は覆せまい。悪いが、そこで指を咥えて眺めていてもらおうか。」
「くっ……そうは行くか!」
「ここは私が突破します……!」
ガレスの言葉を聞いたロ
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