第十二幕その五
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「あの子を起こしてな」
「そしてですね」
「また遊ぶとしよう」
「そこでそう仰るのがです」
兵隊さんは王様のお言葉を聞いて笑って言いました。
「王様ですね」
「わしらしいか」
「はい、とても」
「遊びを言うからか」
「ボタンとも我が国の王様ともですね」
「遊ぶぞ」
こう答えるのでした、王様も。
「そうするぞ」
「それでは」
「中に入れてくれるか」
「はい、皆さんは我が王のお友達です」
この場にいる全員がです、カルロス達五人も狐の王様とは親交があるので兵隊さんもこう言ったのです。
「それでは」
「ではな」
王様が応えてでしった、そして。
皆は一緒にでした、狐の国に入れてもらいました。皆は中に入れてもらうとすぐにでいsた。
王様にです、こう言われました。
「ではこれよりな」
「はい、ボタンのいるところにですね」
「行こうぞ」
こう言うのでした。
「何しろそれが目的で来たのじゃからな」
「はい、それじゃあ」
カルロスが王様に応えます、そしてです。
皆でボタンを探すことにしました、ここで探すヒントはといいますと。
「木陰にいるとのことなので」
「うむ、この国の中のな」
王様はジュリアに応えました。
「木陰ですやすやと寝ておったという」
「それならですね」
「まずは木を探すか」
「そうしますか」
「それではな」
「はい、それなら」
「木を探そうぞ」
「それならです」
王子が知恵を出しました。
「皆で手分けして国の中を探しましょう」
「一つに集まって探すのではなくじゃな」
「はい、その方が手早く簡単に見付けられます」
「その通りじゃな」
「では」
「皆各自別れてボタンを探そう」
王様は王子の提案を受けて皆に言いました。
「手分けしてな」
「そうね、それじゃあ一旦お別れしてあの子を探して」
オズマもにこりとして応えます。
「見付けたら携帯のメールで連絡しましょう」
「いや、こうした時携帯って便利よね」
つぎはぎ娘も自分の携帯を出します、その服のポケットから自分の布製の魔法の携帯電話を出したのです。
「すぐに連絡出来るから」
「そうだね、じゃああの子を見付けたらね」
木挽の馬も自分の木製の電話を出しています。
「メールで連絡しよう」
「じゃあ今から別れて」
カルロスはにこりとして皆に言います。
「ボタンを探そう」
「ではな」
王様が応えてでした、そのうえで。
皆は一旦お別れしてです、ボタンを手分けして探しはじました。そしてすぐにでした。
オズマが皆を狐の王様の宮殿の裏手の林のところに呼びました、そこに皆が集まりますと。
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