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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第四十八話 第三次ティアマト会戦に向けて、準備です!
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陣容を再度羅列すると、第一陣はウィレム・ホーランド提督の率いる第十一艦隊、ルフェーブル提督の率いる第三艦隊、そしてホーウッド提督の率いる第七艦隊。提督の陣容は違うけれど、ここまでの規模は私たちの知っているあなたたちの世界と同じね。問題は、不確定要素たる第十三艦隊が登場してきたことなのよ』
「第三艦隊のルフェーブルは外連味のない堅実な用兵を展開する提督と聞く。第七艦隊のホーウッドも同様だ。堅実な敵将をもってきたということは、同盟の奴らは、今回は守勢に徹するものと見える。第十一艦隊のウィレム・ホーランドという奴は初めて聞く。おそらく司令官になって間もないのだろうが、その意味では第十三艦隊と同じく不確定要素と言えるだろうな。さて、第十三艦隊だが・・・司令官は誰か、判明しているのですか?」

 ラインハルトの言葉に、ディスプレイ上でアレーナが肩をすくめた。

『それが一切不明なのよ。動員について大っぴらに宣伝する同盟軍が、なぜか第十三艦隊については、艦隊の名前しか言わないのよね。同盟軍内部に潜入させているスパイも知らぬ存ぜぬ。第十三艦隊自体が結成直後なんだって。式典も報道も一切なし。大方上層部のほんの一部しか把握していないのかも』
『特務艦隊、極秘艦隊、色々と言い方はあるようだけれど、これだけ極秘にしているということは何かあると勘ぐりたくなるわ。さて、ラインハルト。私たちの方針はどうすべきかしら』
「最たる不確定要素たる第十三艦隊を真っ先につぶす。が、案外それが敵が期待していることなのかもしれない。確たる情報がない以上、ここで話し合っていても結論は出ないだろう。基本方針はそれで行くが、むろん戦場における敵の布陣と動向を見定めてから方針を変えることもあり得る。それでいいですか?」

 他の3人はうなずく。不安そうなキルヒアイスに向かって、

「心配するな、俺たちはどんな敵にも負けない」

 ラインハルトはOVAなどで何度も見せた、あの不敵な笑みを見せた。

「イルーナ姉上、アレーナ姉上、そしてキルヒアイスが俺のそばにいる限り、俺はどんな敵にも立ち向かえる。」



 一方、自由惑星同盟では第三艦隊、第七艦隊、そして第十一艦隊が次々に進発していたが、肝心の第十三艦隊については、動員一覧に名前が挙がっているだけで、肝心の進発年月日も司令官も一切が報道管制の下に敷かれ、不明であった。
 比較的こういったことをオープンにする同盟としては異例の措置である。
 これについては、シャロンでさえあずかり知らぬことであった。彼女はそれとなくブラッドレー大将、シトレ大将に尋ねてみたが、両人とも珍しく口を濁していた。

「一体どういうことでしょうか?」

 シャロンはキャゼルヌ少将のオフィスに来ていた。ちょうど今作戦におけるシュミレートが出
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