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ラブライブ!〜満身創夷の龍と9人の女神〜
第4話・俺、居心地の悪い高校へ入学する・前編
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あの過去...俺の大切だった物を奪われ、大切だった者も消え...全てを失い、俺が家に籠る切っ掛けとなった事件.....もし、あの時俺が.....いや、考えるのは辞めよう。とりあえず適当に出頭するぞ。そう心に言い聞かせた俺は、家の玄関を開けた。よく考えたら時間無いな。よし、

...ランニングスリャァァァァァァァァァァァァッ!!!byクラーク
そう心の中で発狂しながら学校まで全速力で走ってやった。引き籠りでも俺の肉体は健在だぜ。


数分後

「...よし、着いたぜ。」
全速力ランニングの末、俺は音ノ木坂高校に着いた。まぁ着いたはいいんだが...

「...これどっからどう見ても男子禁制だよな?なぁ?」
校門の奥まで見えたんだが、女子しかいねぇ。禁断の花園じゃねぇのか此処は...これは、入ったら潰される...!アカン。マジでアカンやろこれ。というか周りの女子生徒らしき奴等が何人もこっちを見てくるし...おい、そんなロリコンのおっさんを見る様な目で見るんじゃない...!恥ずかしいだろうが...ッ!
と思った矢先だった。誰かに背中を叩かれた。
「...おい。」
「...あぁ?」
 普段ならガン無視する所だが、その親しみ易い様な低い声は、聞き覚えがあった。それも、悪い方ではなく、良い方の人の声だった。
俺は後ろを向いた。そこには、懐かしい男性がいた。194cmの、黒っぽい紅蓮色の髪の毛の男性がいた。俺は、この人を知っていた。
「...よう、龍哉。久しぶり。大きくなったな。」
    ....
「.....焔司先生。...久しぶり..です。」

猛山 焔司先生。漢字だと分かりにくいから片仮名で言うと、タギリヤマ エンジ 先生だ。
俺の中学校時代で唯一、俺を理解してくれた先生で、又、俺の恩師だった人だ。そしたら、何で此処にいるんだ?女子目当てで盗撮とかじゃないよな?
「...先生。何で此処にいるんですか?」
「何でって...今年からここの体育教師をする事になって入る事になったんだ。...お前は、確か試験生だよな?」
「あ、はい。」
体育教師か...只、俺はもう昔に戻るつもりは無いが、この人は戻そうとしてきそうだしな...そう考えたら面倒だな。
「というかお前、何で止まってんだよ。...まぁ、大体分からなくもないがな...」
そう言いながら先生は苦笑いを浮かべた。
「...何か、女子しかいないし、此処に入っていいのかって思って、躊躇しちまうんですよね...」
とりあえず多少明るい感じで言おうとしてみた。まぁ、そんな変わらないし上手く笑顔とか出来ないんだけどな。
「大丈夫だ。俺とお前、2人で行けば何とかなる!行くぞ龍哉!」
そう言った瞬間焔司さんは、俺の腕をガッシリ掴み走り始めた。
「ちょ...先生、俺ま
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