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暗闇を照らす白き日差し【影に身を委ねた一夏】
学年別トーナメント
第19話 ボーイ・ミーツ・ボーイ U
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ゼ”の隊長を務めるドイツ空軍少佐のラウラ・ボーデヴィッヒ、だったな?」

ラウラ「貴様に説明なぞ求めてないぞ」

折角紹介してやったってのに冷えな……
まっ、それもしゃあないかもしれんが……


白夜「ほ〜う、随分と冷たい野郎だな……“試験管ベビー”」

ラウラ「なっ??」

『??』

そう…こいつ(ボーデヴィッヒ)はタダの人間なんかじゃない。ドイツ軍の特別な研究でもって作られた人工生命体(所謂擬似ホムンクルスか?)だ……

ラウラ「貴様!一体何処でその話を__」

白夜「ドイツ軍の中で最も信頼出来る奴から聞いたのさ。
何せお前ソックリな奴を前に一度だけだが見掛けた事があってな」

ラウラ「私ソックリな……?」

白夜「そんでテメェの出生調べてもらったらそれ(試験管ベビー)が解ってな。
初めに聞いた時は驚いちまったが……」


ラウラ「貴様!もう許さん??」≪ギラリッ≫

ついに痺れ切らしたのかナイフを構えるボーデヴィッヒ。
フン……残念だが、そんな小物じゃあ俺は倒せんぞ……

白夜「俺に武器を向けっとは随分と良い度胸だな。
懺悔の用意は出来てんのか?」

ラウラ「貴様がそう言っていられるのも今のうちだ。
何せ私は前より強くなったのだからな!」

あぁ解るともそのくらい、前とは違い今のテメェは覇気に満ち溢れてるぜ……
だが……

白夜「水をさす様で悪いが、今のテメェじゃ俺は倒せねえ」

ラウラ「何だと貴様!人を散々コケにしおって??」

白夜「ならあんのかテメェには?」

ラウラ「何がだ??」

白夜「力を行使する目的がな」

ラウラ「そんなの貴様を倒s__!」

白夜「悪いがそりゃ言い訳程度にしかならんぞ」

ラウラ「くっ、なら貴様はどうなんだ??お前にはあるのか??力を使う理由が!」

白夜「無論あるさ、あの人を越える為にな」

ラウラ「あ…あの人?」

白夜「俺に力をくれた人をさ」

ラウラ「お前に…力を……?」

白夜「おっと、これ以上は流石に言えねぇな。
後は自分で探りな」

ラウラ「何?」

これ以上の長話しは流石に雇い主(織斑先生)が承知せんだろうからな……

ーーーーーーーーーーーーーーー

白夜「この辺で良いですか?」

千冬「……、まあ良しとしよう。
今日は二組と合同で(IS)実習を行う、諸君はすぐISスーツに着替えて第二グラウンドに集合しろ」

たく…朝から面倒だな……
まっ、おおかた俺のせいだろうがな……

千冬「それと白夜、お前に新たな依頼だ」

白夜「何ですか?」

千冬「デュノアの面倒を見てやれ、同じ男子同士だろ?」

白夜「了解」

千冬「では解散
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