日焼け止めって大切なんだね
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ャーン!!」
「ほら!!やってもらいなさいよ!!」
「シリルも早く早く〜!!」
顔を見合わせている俺とウェンディの目の前に突然現れたラウル。彼に驚いていると、後ろから一昨日と同様の水着に着替えていたシャルルとセシリーに背中を押される。
「しゃ・・・シャルルたちは?」
「日焼け止め塗らなくていいの?」
白髪の少女にうつ伏せに倒された少女と茶髪の少女に彼女の前に座らされた俺が問いかける。できることならこいつらも巻き込んでやりたい。みんなでやれば怖くないって奴だ。
「あらごめんなさい。私たちは向こうで済ませてきたわ」
「リズリーさんたちに塗ってもらったよ〜」
「だからもう大丈夫!!」
しかし、彼女たちはこの状況を読んでいたらしく、そう返すと海に向かって走り出す。残された俺たちは、このどうしようもない状況に顔を赤らめていた。
「カグラさんカグラさん」
「どうした?ソフィア」
俺がやらないといけないのかと心の準備をしていると、ギルドから水着に着替えてきたソフィアが同じような瓶を持ってカグラさんの背後にピッタリとくっついている。
「ソフィアが日焼け止め塗ってあげるよ?背中とかお尻とかお胸とか」
明らかに狙いが丸見えの少女の言葉に苦笑い。彼女はスタイル抜群のカグラさんの体を触りたくて触りたくて仕方ないのだろう。
「いや、気にすることはないぞ。むしろ・・・」
何をされるかわかっていた黒髪の女性はやんわりと断ると、ソフィアの持っていた瓶を奪い取る。
「私が塗ってやろう。胸とか尻とか内股とかな」
「へっ?」
その瞬間、全員の表情が強張った。カグラさんの目が笑っていなかったからだ。日頃の恨みを晴らす気満々な彼女の姿に、銀髪の少女は思わず後ずさりする。
「い・・・いや・・・遠慮し――――」
「ほら!!早く寝ろ!!」
逃げようとしたソフィアの頭を鷲掴みにし、余っていたシートに押し付けるカグラさん。彼女は抵抗させないためにと、寝かせた少女のトップスの紐をすぐさま緩める。
「まずは胸からだな」
「キャアアアアアア!!揉まないでぇ!!」
本来背中や肩の後ろなどの本人が届かない部位を塗ってあげるものなのだが、完全にセクハラに走っているカグラさんを見て、どんな表情をすればいいのかわからない。目が甘いから喜ぶべきなのか、はたまた何も見ていないフリをするべきなのか。
「シリルはあそこまでやらなくていいからね」
「わかってるから、安心して」
念のためといった感じなのか、顔だけこちらに向けるウェンディがそう言う。もちろんあんなことしない。できるわけないじゃん。後で大変なことになるのが目に見えてるから。
「これってどこ塗ればいいの?」
そんな中、手にオイルを垂
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