第一部:ゲート 開けり
プロローグ 2 とある帝国軍団の壊滅
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で上手く回り込めれば鉄床戦術が決まり、包囲殲滅が出来る筈だった。
だが・・・・・・・
ウォォーーーーン!
ウォォーーーーン!
「なっ、何だこいつらは!オオカミの化け物か!?」
「いかん!こいつらに馬が喰われるぞ。
気を付けろ!!」
彼らの下に突如オークの部隊の後方から、奴らの頭上を飛び越える形で乱入してくる幾つもの影があった。それに帝国軍の誰もが気づかなかったのは、オークの背丈に隠れていたからだ。外見はオオカミとイノシシが混じった様な奇妙な姿で、遠吠えと口元の牙で一応オオカミだと帝国軍は判断した。
そしてその背中にはオークが騎乗しており、奴らにとって騎兵と同じ存在であるのが分かる。
そんな奇妙な騎馬隊はこちらの騎兵に近寄ると、上のオークが片手に握る大きな鉈や槍で攻撃してきて、下の馬に値する生物が馬の首や足を噛み砕こうと大きな口を開けながら飛びかかって来た。その騎兵に猛威を振るう生物は、とある世界においてはワーグと呼ばれる存在であった。この生物はラクダと同じく馬にとっては天敵で、更に馬とは違い獲物を噛み砕いて殺せるので、
帝国軍の騎兵と歩兵の双方にとって実に脅威である。
たちまちこれらの未知の生物に騎乗したオークの部隊によって、ローハンやゴンドールの兵士とは違い手慣れていない帝国軍騎兵部隊は壊滅状態に追い込まれ、
鉄床戦術は実施できなくなった。それと同時に、壊滅させた奴らが次に狙ったのは、歩兵の後ろで間接射撃に励んでいた弓兵部隊であった。
ガァァァァァア!!
ガブリッ
ガシュッ
ザシュッ
「ぎゃっ……!!」
「た、助け……!!」
「がっ……!!」
「う…、腕が…。
俺の腕がーー!!」
弓兵たちもこの迫り来る脅威には気づいており、騎兵部隊が襲われている時に何人かが矢を撃ちこんでいたのだが、何分左右にちょこまかと動き回り、更に味方の騎兵部隊への誤射の可能性もあるので下手に矢を放てず、
その戸惑っている間に騎兵部隊という生贄が壊滅したので、
その猛威を防ぐ間もなく存分に振るわれる羽目になった。
次々と弓兵たちはオークとワーグの餌食になっていく。ある者はワーグに咥えられてしばらくぶんぶんと振り回されながら牙を体に食い込ませ、やがて遠くの方へと投げ飛ばされて地面に激突する。
ある者はオークの突き出した槍に串刺しにされ、その状態のまま地面をざりざりっと引きずられる。
他にも腕をワーグに噛み千切られながら地面に押し倒されてそのまま食われる者や、マチェット状の刀で首を跳ね飛ばされる者。ワーグに体当たりを喰らって地面に倒れ、その上を味方の兵士や他のワーグなどに何度も踏
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